大阪・難波宮跡公園北部ブロックが再整備され、商業施設「なノにわ」やホテルなどが誕生。2025年3月下旬に開業予定だ。
難波宮跡公園は、飛鳥時代から奈良時代に存在した宮殿である難波宮の遺構を守り続ける歴史公園。難波宮跡公園「みんなのにわ」プロジェクトによる「難波宮跡公園(北部ブロック)整備運営事業および難波宮跡(南部ブロック)管理運営事業」の一環として、北部ブロックを再整備する。
目指すのは、歴史公園と都市公園としての機能を持つ公園に生まれ変わること。まず国指定の史跡である「難波宮跡附法円坂遺跡」を保存活用し、未来へと継承するために歴史的な魅力を発信。前期・後期回廊の表示、後期内裏正殿の復元、各歴史遺構の解説板の設置などを行い、難波宮跡のイメージを体感できる空間に一新する。
次に都市公園として、大阪城を臨む芝生広場、その芝生広場に面した商業施設を整備。大阪都心に位置しながらにして、豊かな自然の中でゆったりとした時間を過ごすことのできる公園に。居心地がよく、利便性の高い街の“にわ”となることを目指す。
商業施設「なノにわ」には、カフェやレストランが出店。ベーカリーカフェ「サニーサイド(Sunny Side)」やパンケーキカフェ「ミカサデコザパーク(MICASADECO THE PARK)」など、一息つきたい時の休憩にぴったりのカフェから、ハンバーガー専門店「クラフトバーガー(Craft Burger co.)」やワインレストラン「レインドロップ(RAIN DROP)」、焼肉店「浪華焼肉さぶろう」などしっかり食事のできるレストランまで、多彩な全13店舗がオープンする。目の前に芝生が広がる中、のんびりとした時間を過ごせそうだ。
また、難波宮跡公園の東側で、大阪城公園と難波宮跡公園の間に位置し、大阪城や大阪都心部を一望できる立地には「パティーナ大阪」が誕生予定。カペラホテルグループの新しいライフスタイルブランドで、日本初進出となる。標準客室は、50㎡以上という十分な広さを誇り、バルコニー付きの客室を含む約220室を用意。加えて、非日常体験が叶うプールなどフィットネスエリア、大阪城や難波宮跡の景色を望むスカイロビーやレストラン、ビジネスシーンでも活躍するバンケットホールが備わる予定だ。
「難波宮跡公園(北部ブロック)整備運営事業および難波宮跡(南部ブロック)」
所在地:大阪市中央区法円坂1丁目、馬場町および大手前4丁目地内
開業時期:2025年3月下旬(予定)
事業面積:約2.3ha
整備内容:遺構表示、芝生広場、商業施設、駐車場(約101台)、駐輪場(約75台)
建物規模:1,817.22㎡(予定)、地上1階、4棟
※画像はイメージ。
■商業施設「なノにわ」
出店:オーエスエーコーヒーパークス、サニーサイド、コメナナイチゼロガーデン、レインドロップ、ザポート、ブリューパブテタールヴァレ、クラフトバーガー、ミカサデコザパーク、浪華焼肉さぶろう、パルフェドメリリー、サルクグリーンカフェ、大起水産回転寿司、ダイバンコーヒー
※一部店舗名は今後変更となる場合あり
※各店舗詳細は追って発表
■「パティーナホテルズ&リゾーツ」
開業時期:2025年春(予定)
所在地:大阪府大阪市中央区馬場町6番30号(地番)
客室:約220室
規模:地上20階、地下3階