1953年、イギリス・ロンドンで「ローラ アシュレイ」創業。
ローラ アシュレイはイギリスのファッションブランド。
オリジナルデザインのテキスタイルを使ったアパレル、小物、雑貨・インテリア、家具など幅広くライフスタイルの提案を行っている。
アパレルでは、独特の美しい花柄プリントやフェミニンなシルエットのデザインが人気。インテリアでは、多くの生地から作るカーテンやソファを始め、壁紙、クッション、ライティングなどをコーディネートして、心地よい、くつろぎの部屋作りを提案している。また、ギフトに最適な陶器・小物なども揃えている。
1953年、ローラ(Laura)&バーナード・アルバート・アシュレイ(Bernard Albert Ashley)夫妻が自宅でハンド・シルクスクリーンによるささやかなテキスタイル・プリント事業をスタートさせた。
設立当初はティータオルやテーブルマットなど日常に必要なものを作っていたが、その後、ファッションとしてのスカーフを製作。同年に公開された映画「ローマの休日」でオードリー・へップバーンがスカーフをしていたことから始まったスカーフブームに乗って、事業を拡大した。
1966年、アパレルを発表し、ドレス等が世界中で人気となり、様々な賞を受賞。適度にトレンドを取り入れたデザインがブランド本来の持つ上品さと融合した、独特のスタイルを生み出している。
1977年、イギリスの優秀な企業としてエリザベス女王から賞を受け、バーナードには没後にはナイトの勲章も授与された。このナイトの爵位を受けた著名人にはショーン・コネリーやミック・ジャガー、デヴィッド・ベッカム、ポール・スミス、ヴィヴィアン・ウエストウッドなど交際的に活躍する人物が挙げられる。
英国を中心に、ヨーロッパ、オーストラリア、日本、台湾、香港、シンガポール、マレーシア、韓国、南米、中東等で店舗を展開している。日本では、1986年に英国ローラ アシュレイ社とイオン株式会社との合弁企業としてローラ アシュレイ ジャパン株式会社が設立された。
2010年秋冬シーズンより、日本のオリジナルのファッションレーベルとして「ローラ アシュレイ ロンドン」がスタート(すでに終了済)。同ラインでは、外部よりクリエイティブ・ディレクターを迎えて、ブランドの伝統と新しい感性が融合したコンテンポラリーフェミニンなファッションを提案していた。なお、2011年秋冬シーズンからは、イーリー キシモトの岸本若子がクリエイティブディレクターとして洋服・プリントのディレクションとしてデザインワークを、マーク・イーリーが什器等プロモーション関連のディレクションを手掛けた。
2018年8月、ローラ アシュレイ ジャパン株式会社が契約満了に伴い事業展開を終了し、日本公式店舗は撤退。その後、同月より伊藤忠商事がマスターライセンス権を取得し、ブランド運営をスタート。
2020年、伊藤忠商事とワールドグループによる店舗展開に関するサブライセンス契約を締結。2021年春より、日本国内に直営店7店舗を出店。e-コマースを再ローンチ。