1977年、イギリスにて「ボーイ ロンドン(BOY LONDON)」がスタート。
「ボーイ ロンドン(BOY LONDON)」はイギリスのファッションブランド。翼を広げたイーグル(鷲)のロゴがアイコン。
アンダーグラウンドカルチャーの支持を受け成長。特に初期はパンクのパイオニアであり中心的な役割を果たしたショップ・ブランドの1つであり、ユースカルチャーに根ざしていた。マルコム・マクラーレンとヴィヴィアン・ウエストウッドが経営していたショップ「セックス」(後のセディショナリーズ)と比較されることが多く、当時はライバル店として有名だった。
21世紀になると、ロンドンアンダーグラウンドシーンから再び火が付き、リアーナ、ニッキー・ミナージュなど世界のファッションアイコンが着用し、世界中で話題沸騰。ストリートシーンで注目を集めている。
1977年にステファン・レイナー(Stephane Raynor)がスタートした。その後、シド・ヴィシャスなどが通っていたショップ「アクメアトラクションズ」のオーナー ジョン・クラヴィン(John Krevine)と、ロンドンのキングスロードにショップ「ボーイ ロンドン」をオープン。(アクメアトラクションズを閉店してボーイ ロンドンをスタートさせた。)
80年代になるとパンクのムーブメントが終わり、時代はニューロマンティックスにシフト。この時もボーイ ロンドンは中心的な役割を果たし、80年代のアイコンともなるボーイ・ジョージなどに支持された。支持層はミュージシャンやセレブリティにも広がり、ボーイ・ジョージの他に、エルトン・ジョン、マドンナなどが着用した。
80年代が終わるころには翼を広げたイーグル(鷲)のロゴも定着し、最もコピーされるブランドの1つとなった。しかし、そのようなコピーが出回る中で、ブランドのコントロールが利かなくなり、クラヴィンはブランドを離れ、90年代半ば頃にブランド休止。
ボーイ ロンドンは、活動休止後もコピー品が出回り、また、ヴィンテージマーケットで人気を集めるなど存在感を見せた。
2012年、ボーイ ロンドンとしての活動を再開。