ローブス&コンフェクションズ オム(robes&confections HOMME)の、2023年春夏コレクションを紹介。
モダンテーラリングの追求をコンセプトに、創作を続けてきたローブス&コンフェクションズ。ブランド設立20周年の節目にあたる今季は、ローブス&コンフェクションズの根幹を担う“永遠のクラシック”と“モダンリアルクローズ”をあらためて提示する。独自の精密なカッティングや、厳選した上質な素材の特性を生かした服作りを実感することのできるシーズンとなっている。
中でも注目は、ローブス&コンフェクションズの得意とするテーラードアイテム。多彩な素材で仕立てたテーラードアイテムが登場しており、それぞれの素材に合わせたカッティングを施すことによって、端正な表情と着心地の良さを両立させているのが特徴だ。
例えば、タイトなシルエットのナローラペルジャケットと、細身のパンツを組み合わせたセットアップには、ドライなタッチの超強撚糸ダブルクロスを採用。軽く柔らかな質感と、テクニックを駆使したパターンによってタイトフィットながらも快適な着心地に仕上げている。
また、伸縮性に優れたナチュラルリネンのドロップショルダージャケットは、ゆったりとしたフォルムで佇まいに抜け感をプラス。テーラーメイド仕立てのショートパンツをコーディネートし、モードな雰囲気にデイリーなカジュアル感を添えた。
さらに、リネンならではの爽やかな風合いに、ラベンダーやブルーといった上品なカラーをのせたテーラードジャケットやドローストリングパンツ、襟にハンドステッチを施したコットンツイルジャケット、カリフォルニア州サン・ホアキンバレーの良質なUSAコットンから紡績したダブルジャージー素材で仕立てたダブルブレストジャケットとワイドパンツのセットアップなど、さらりと日常的に着られるセットアップスタイルを提示している。
春夏の陽気に似合う、色鮮やかなピースもアイキャッチ。ヨーロッパ風のフローラルパターンを配した花柄のデジタル転写プリントシャツは、ヴィヴィッドな色使いとエレガントな表情の絶妙なバランスが魅力だ。また、ブルーやコーラルオレンジのマットなオーガンザシャツにはシワ加工を施すことで、身体になじむ親密さ、ナチュラルさを備えた風合いに。艶やかなサテンカーゴパンツは、ヴィンテージのミリタリーウェアに忠実に作られており、合理的かつ機能的なデザインを踏襲した、研ぎ澄まされた佇まいに仕上げた。
また、涼やかな質感を楽しめるアイテムもラインナップする。和紙素材を用いた透かし編みニットのブルゾンは、空気をよく通し、軽やかにまとうことのできるアウター。ふわりと空気を含むようなフォルムに仕上げたシルク素材のホールガーメントニットは、心地良い質感に加え、自宅で洗濯できるのが嬉しい優れものだ。また、透け感のあるメッシュ天竺のカットソーや、立体的なボーダーを施したロング丈のTシャツ、発砲プリントをあしらい遊び心を効かせたTシャツなど、アクティブなムードのウェアも登場している。