長野県上田市の「レトロスポット」がいまアツイ。昔の映画・ドラマで目にしたような建物や看板が溢れる、昭和レトロな「ニュー・ウエダ」を巡れば、ちょっぴりディープなトリップが楽しめちゃう。

市民に親しまれる古き良き味を楽しんだり、昭和の若者気分で遊び場を訪れたり…レトロトリップの行き先は自分次第。タイムトリップ気分で「ニュー・ウエダ」観光をしてみよう！

昭和な街「ニュー・ウエダ」でレトロ観光

■老舗映画館「上田映劇」
「ニュー・ウエダ」観光で外せないのは、即座に“タイムトリップ気分”が味わえる映画館「上田映劇」。100年以上の歴史をもつ老舗映画館で、国内で唯一「格天井」が現存しているなど、建物そのものがおしゃれでレトロな雰囲気だ。

劇団ひとり監督・大泉洋主演の映画『青天の霹靂』のロケ地になり、小道具やセットの一部は今もそのまま。上映作品に合わせたスタンプや書籍が用意されるなど、訪れるたびに新しい発見がある仕掛けが満載だ。

■昭和の音楽・ファッションに触れる「メロディーグリーン」
「メロディーグリーン」は“知る人ぞ知る”ディープなカルチャーショップ。レンタルCD・レコード屋としてかつて営業していたため、店内には、80年代アイドルのレコードやカセットテープがぎっしり。

ジーンズやアジアンテイストのウェアなど、個性派ファッションも揃っているので、「昭和の若者は、ここで最新の音楽やファッションを見つけていた？」なんて妄想を膨らませれば“掘り出し物”のお宝に巡り合えるかも。

■ディープな夜の街「袋町」
上田市の一大歓楽街「袋町」は、たくさんの飲み屋が並ぶグルメエリア。特に、路地裏には“ちょっと一杯”と思わず足を運びたくなる、レトロな居酒屋やスナック、バーが目白押しだ。

“隠れた”グルメタウン「ニュー・ウエダ」

また、あまり知られていないが、長野県上田市は、マニアックでおいしい銘菓やグルメが“隠れた”グルメタウンでもある。「ニュー・ウエダ」観光に訪れたらぜひトライしてほしい、ディープなスイーツやメニューをピックアップ。

■老舗和菓子・玉喜屋の「マヨどらバーガー」
玉喜屋は、昔ながらの味を守り続ける、明治2年創業の老舗和菓子屋。おはぎやだんご、大福などと並んで、話題を集めているのが、マヨネーズを使った“新感覚”の「マヨどらバーガー」だ。柔らかなどら焼き生地で、マヨネーズをたっぷり入れた羊羹を大胆にサンド。一風変わった組み合わせだが、一度食べるとやみつきに。

■ニュー・ウエダでしか味わえない「生みすゞ飴」
「みすゞ飴」は、明治・大正期から飯島商店が作っている和風ゼリー菓子。完熟の国産果汁に、寒天とグラニュー糖、水飴を加えたシンプルなレシピでありながら、濃厚なジャムのような味わいと独特の食感から、長く愛され続けている。中でも、上田市の飯島商店本店で味わえる「生みすゞ飴」はイチオシ。国指定登録有形文化財に指定されている、クラシカルな建物も観光客に人気がある。

■王道喫茶メニューの「ニュービーナス」
ニュービーナスは、昭和レトロにどっぷり浸かりたい人におすすなディープ喫茶。“THE昭和”な雰囲気の店内では、フルーツパフェやボリューム満点な鉄板ナポリタンなどの喫茶メニューを味わえる。明るく気さくで、おしゃべり好きなオーナー夫婦との会話も、旅のいい思い出になるかも。