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「出版120周年 ピーターラビット展」世田谷美術館で、絵本の彩色画を一挙展示&日本初公開“絵手紙”も

企画展「出版120周年 ピーターラビット展」が、世田谷美術館にて、2022年3月26日(土)から6月19日(日)まで開催される。また、大阪、静岡にも巡回する。

「ピーターラビット」の世界、誕生前夜から現在まで

《『ピーターラビットのおはなし』初版(濃茶色厚紙装丁版)》
フレデリック・ウォーン社 1902年 ウォーン・アーカイブ/フレデリック・ウォーン社
© Frederick Warne & Co. Ltd, 2021
《『ピーターラビットのおはなし』初版(濃茶色厚紙装丁版)》
フレデリック・ウォーン社 1902年 ウォーン・アーカイブ/フレデリック・ウォーン社
© Frederick Warne & Co. Ltd, 2021

今なお世界中で親しまれている、ヘレン・ビアトリクス・ポターの絵本「ピーターラビット」シリーズ。2022年は、シリーズ第1作となった『ピーターラビットのおはなし』の出版120周年にあたる。「出版120周年 ピーターラビット展」では、絵本のための彩色画を筆頭に、ピーターラビット誕生までをうかがうことができる資料、人形などの関連アイテムなど約170点を展示し、ピーターラビットの誕生前夜から今日までの展開をたどってゆく。

本展は、全4章から構成される。1章では、ピーターラビット誕生の前夜を、作者ヘレン・ビアトリクス・ポターのうさぎへの愛着に着目しつつ紹介。展示の要となる2章では、シリーズ第1作『ピーターラビットのおはなし』に焦点を合わせ、その原点となった直筆の手紙や彩色画を一挙公開する。3章では「ピーターラビット」の絵本シリーズの展開を紹介、さらに4章では人形をはじめとする関連アイテムなどを展示し、広がるピーターラビットの世界を展観する。

「ピーターラビット」誕生の原点

《ノエル・ムーア宛ての絵手紙》 
ビアトリクス・ポター 1893年 ピアーソン PLC
© Victoria & Albert Museum, London, 2015
《ノエル・ムーア宛ての絵手紙》
ビアトリクス・ポター 1893年 ピアーソン PLC
© Victoria & Albert Museum, London, 2015

『ピーターラビットのおはなし』誕生のきっかけとなったのは、1893年、ビアトリクス・ポターが病床にあった元家庭教師の息子ノエル・ムーアを励まそうと送った絵手紙であった。本展では、この絵手紙の直筆オリジナルを日本初公開。のちのピーターラビットの世界へと発展する、ビアトリクスの優れた観察力と写実性にふれることができる。

《ウサギの頭部習作》
ビアトリクス・ポター 1890年頃 ヴィクトリア・アンド・アルバート博物館(リンダーコレクションからの寄贈)
Courtesy of The Victoria and Albert Museum and Frederick Warne & Co.
《ウサギの頭部習作》
ビアトリクス・ポター 1890年頃 ヴィクトリア・アンド・アルバート博物館(リンダーコレクションからの寄贈)
Courtesy of The Victoria and Albert Museum and Frederick Warne & Co.

また、ビアトリクスは幼いころから動物に興味を持っており、22歳の時には雄うさぎを購入、ベンジャミン・バウンサーと名付けてかわいがり、このうさぎをモデルにスケッチや水彩画を数多く描いた。会場では、うさぎを描いたスケッチのほか、うさぎをモチーフにしたグリーティングカード、その下絵やデザインなども展示し、「ピーターラビット」誕生の背景となったビアトリクスの関心にも光をあてる。

『ピーターラビットのおはなし』彩色画全点を一挙公開

《『ピーターラビットのおはなし』挿絵原画》
ビアトリクス・ポター 1902年 ウォーン・アーカイブ/フレデリック・ウォーン社
© Frederick Warne & Co. Ltd, 2017
《『ピーターラビットのおはなし』挿絵原画》
ビアトリクス・ポター 1902年 ウォーン・アーカイブ/フレデリック・ウォーン社
© Frederick Warne & Co. Ltd, 2017

本展のいちばんの見どころが、『ピーターラビットのおはなし』彩色画全点の展示だ。1902年、『ピーターラビットのおはなし』が刊行されることになった際、ビアトリクスはその挿絵をすべて水彩画で描いた。しかし、2002年に刊行100周年を迎えるまで、その挿絵の一部が掲載されていなかった。

たとえば表紙絵は、当初は挿絵としても用いられていたが、1903年の5刷から表紙のみの掲載となった。また、お母さんウサギが「あなたたちのお父さんは[…]肉のパイにされてしまったの」と話す場面には、パイを出す挿絵が掲載されていたものの、こちらも5刷以降は削除された。

本展では、このように出版の過程で削除された挿絵や、初版から使用されなかった挿絵を含むすべての彩色画を一挙に展示。作者ビアトリクスが当初構想していた絵本の姿を楽しむことができる。

ぬいぐるみをはじめとする関連アイテムを展示

《ピーターラビットのぬいぐるみ》
シュタイフ社 1905年 ウォーン・アーカイブ/フレデリック・ウォーン社
© Frederick Warne & Co. Ltd, 2015
《ピーターラビットのぬいぐるみ》
シュタイフ社 1905年 ウォーン・アーカイブ/フレデリック・ウォーン社
© Frederick Warne & Co. Ltd, 2015

ビアトリクスは絵本の出版のみならず、その生涯にわたってピーターラビットのさまざまな関連アイテムを手がけた。とりわけ、絵本の出版の際には、版権手続きの不備で苦い経験を舐めたことから、ぬいぐるみを販売するときは特許を取るなど、入念な準備を行った。会場では、シュタイフ(Steiff)社製のぬいぐるみをはじめ、貴重なアイテムを一堂に展示する。

また、ウェッジウッド(WEDGWOOD)によるピーターラビットをモチーフとしたテーブルウェアなど、ビアトリクスの没後に発売されたグッズも紹介。現在もなお愛され続けるピーターラビットの世界の魅力に、存分にふれることができそうだ。

ショップではピーターラビットの関連グッズを販売

会場のショップでは、ピーターラビットに関連するグッズを販売。なかでも、作家・川上未映子による新訳の絵本「ピーターラビット」シリーズからは、第1巻『ピーターラビットのおはなし』、 第2巻『赤りすナトキンのおはなし』、 第3巻『グロスターの仕たて屋』を取り揃えるほか、全23巻分の予約も受け付ける。新訳版は、挿絵6点を復元するとともに、全作を初版の色味に近づけるなど、 著者の意図を再現した英国版に基づいて作られている点が特徴だ。

展覧会概要

企画展「出版120周年 ピーターラビット展」
会期:2022年3月26日(土)~6月19日(日)
会場:世田谷美術館
住所:東京都世田谷区砧公園1-2
開館時間 10:00~18:00(入場は17:30まで)
休館日:月曜日(5月2日(月)は開館)
※チケットの販売方法や会期などは変更となる場合あり(開催情報については展覧会公式サイトを確認のこと)

〈チケット情報〉
観覧料:一般 1,600円、65歳以上 1,300円、大高生 800円、中小生 500円、未就学児 無料
※障がい者は500円、小中高大生の障がい者は無料、介助者(当該障がい者1名につき1名)は無料
※高校生、大学生、専門学校生、65歳以上、各種手帳の保有者は、いずれも証明できるものを提示
※各種割引については世田谷美術館窓口にて受付
※会期中の土日・祝休日および5月2日(月)は日時指定券を販売、平日の日時指定はなし
※2月26日(土)12:00より、事前に下記販売場所よりチケットを販売(当日に美術館窓口でもチケットを販売するが、来場時に予定枚数が終了している場合あり)
日時指定発売日:
・3月26日(土)~5月8日(日)指定券=2月26日(土)12:00
・5月10日(火)~6月19日(日)指定券=4月16日(土)12:00
販売場所:公式チケットサイト、フジテレビダイレクト、チケットぴあ、ローソンチケット

■展覧会グッズ
商品例:リバティプリントのぬいぐるみ 3,520円
※商品のデザインや価格は予告なく変更となる場合あり
※グッズは数量限定のため品切れとなる場合あり

【問い合わせ先】
TEL:050-5541-8600 (ハローダイヤル)
※全日9:00~20:00

■巡回情報
・あべのハルカス美術館
会期:2022年7月2日(土)~ 9月4日(日)
住所:大阪府大阪市阿倍野区阿倍野筋1-1-43 あべのハルカス 16階
・静岡市美術館
会期:2022年9月15日(木)〜11月6日(日)
住所:静岡県静岡市葵区紺屋町17-1 葵タワー 3階

「出版120周年 ピーターラビット展」世田谷美術館で、絵本の彩色画を一挙展示&日本初公開“絵手紙”も|写真10

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