映画『映像研には手を出すな!』が2020年9月25日(金)に公開。アイドルグループ・乃木坂46の齋藤飛鳥、山下美月、梅澤美波がメインキャラクターを務める。
原作は「月刊!スピリッツ」連載の大童澄瞳による同名コミック。“最強の世界”を夢見て<アニメーション制作>を志す3人の女子高校生の姿を描いた青春冒険譚は、コミック界の様々な賞レースを席巻。2020年現在においては、『夜は短し歩けよ乙女』『きみと、波にのれたら』の湯浅政明監督によるTVアニメ化が実現するなど、話題急上昇中の作品として注目を集めている。
そんな本作の実写化に挑むのは、『ヒロイン失格』やTVドラマ『賭けグルイ』といった人気作品を手掛けてきた英勉監督。『あさひなぐ』に続き、乃木坂46と2度目のタッグを組む映画の中では、アニメーションをほとんど使わず、主人公たちの妄想と現実が入り乱れた“最強の世界”を作り上げる。
<映画『映像研には手を出すな』あらすじ>
迷彩帽に迷彩リュックの少女・浅草みどりは、アニメが好きで、人並み外れた想像力があるのだが、見知らぬ人に話しかけられると卒倒してしまうほどの極度の人見知り。浅草の中学からの同級生・金森さやかは長身で美脚、金儲けに異常な執着を見せるタイプだ。2人が入学した芝浜高校は、413の部活動と72の研究会およびそれに類する学生組織がある、一言でいえばカオスな高校。この部活動および学生組織を束ねているのが大・生徒会。道頓堀透、ソワンデ、阿島、王が幹部として運営を司っている。
そんな芝浜高校で、浅草と金森はカリスマ読者モデルの水崎ツバメと出会う。ツバメもまた、芝浜高校に入学してきた新入生で、実はアニメ好きでアニメーター志望だった。運命的な出会いを果たした3人はアニメ制作に邁進することを決意する。こうして、電撃3人娘の「最強の世界」を目指す冒険が始まった!!!
<メインキャラクター>
アニメ制作を目指し「映像研」を立ち上げるメインキャラクターは、下記の3人。乃木坂46の豪華メンバーが並ぶ中、齋藤飛鳥が主演を務める。
浅草みどり役/齋藤飛鳥(乃木坂46)
物語の主人公で、アニメが大好きな高校1年生。「アニメは設定が命」が信条で、ことあるごとに妄想で世界を染め上げる変わり者。人づきあいが大の苦手。
水崎ツバメ役/山下美月(乃木坂46)
浅草みどりの同級生。カリスマ読者モデルでもある彼女は、俳優一家に生まれたサラブレット。ツバメも将来女優になることを期待されているが、本人はアニメーター志望である。
金森さやか役/梅澤美波(乃木坂46)
浅草みどりの同級生。長身で美脚の持ち主。みどりとツバメの才能をまとめる役割を担うと同時に、“金儲け”を視野に入れたプロデューサー気質なところもある。
映画『映像研には手を出すな!』でメインキャラクターを務めた、乃木坂46メンバーの齋藤飛鳥×山下美月×梅澤美波にインタビューを実施。トップアイドルの彼女たちが今回扮したのは、アニメ制作を夢見る“超個性的”な女子高生。それぞれが挑んだ役作りから、3人の知られざる学生時代、そしてライフスタイルまでをたっぷりと打ち明けてくれた。
■映画の中で皆さんは高校生役を演じられましたが、現実の高校時代も気になるところです。当時は物語の登場人物のように、何かに熱中した青春時代を過ごしていましたか?
梅澤:うーん。私、中学時代は部活が大好きだったんですけど、高校に上がってからは、何かに熱中する対象がなくなってしまったんですよ。だからこそ、この作品が個人的にすごく胸に響いたというか…。年齢に関わらず一生懸命になることって、本当にかっこいいなって、『映像研』を通して自分の中に気付きがありました。
齋藤:同感。私の場合は、中学1年生から乃木坂46に所属していたこともあり、学校にきちんと通うことができなかったので、“熱中”できる対象がなかったんです。それに対して肯定的にとらえることができない時期もあったけれど、この作品を通して、私が今まで自分のエネルギーをフルに注いでいたのは乃木坂46の活動だったんだって、気付くことが出来ました。今では他の人では得ることができない青春時代を過ごせたんだ、とポジティブに感じています。
梅澤:映画そのものも、青春が戻ってきたような、そんな時間だったよね!
■…胸にグッと来ます!!一方、山下さんは高校時代、茶道部の副部長を務めていたと伺っていますが。
山下:はい。ただ部活自体は週に1回しかなかったので、実はそれ以外の時間は全てアルバイトに注いでいました。特にお金が好き!というわけで熱中していたわけではなかったのですが、当時これからの大学進学や将来のプランを考えた時に、やっぱり資金を集めることって大切だなと感じて。とにかく早く自立がしたかったんですよね。その後、乃木坂46に加入することになったので、当時アルバイトで稼いだお金は手付かずのまま、今でも通帳に入っているのですが。
■高校生の鑑ですね!(驚) そんなしっかりされた性格も、山下さん演じられた水崎ツバメ役に通じる気が…。
山下:ありがとうございます(笑)実際私はツバメちゃんの意志の強さとか、共感できるポイントがすごくあったんです。なのでツバメちゃんの台詞を通して、自分の言葉を伝えているような、不思議な感覚がありましたね。