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美しきサスペンス映画​『去年の冬、きみと別れ』EXILE・岩田剛典が単独初主演、斎藤工ら出演

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「教団X」で知られる、芥川賞作家・中村文則による美しき傑作サスペンス「去年の冬、きみと別れ」を実写映画化。三代目 J Soul Brothersの岩田剛典を主演に迎え、2018年3月10日(土)に映画『去年の冬、きみと別れ』が公開される。

中村文則原作「去年の冬、きみと別れ」

中村文則による、美しき傑作サスペンス「去年の冬、きみと別れ」。中村サスペンス最高傑作との呼び名が高く、それぞれのシーンが予断を許さないストーリーに仕上がっている。伏線やトリックと、ラストにすべてが集約していく展開に絶大な支持を集め、「2014年本屋大賞」にノミネートされた。映像化が難しいと言われたミステリーをどう描いていくかが注目ポイントの1つ。

公開された本予告では、新進気鋭の記者・耶雲恭介(岩田剛典)が、 猟奇殺人事件の容疑者、天才カメラマン・木原坂雄大(斎藤工)をターゲットとし、事件の真相に関する本を出版社に持ち込むシーンから始まる。

編集者・小林良樹(北村一輝)から、すでに過去の事件だ、と一蹴されてしまうものの、取材を進めていくうちに 事件の手掛かりを突き止めた耶雲。しかし、事件にのめり込むあまり、木原坂の魔の手 が婚約者・百合子(山本美月)に迫っていることに気付かず、百合子は監禁されてしまう……

主演・岩田剛典

慶應義塾大学卒業後、EXILE / 、三代目J Soul Brothersのパフォーマーを経てメンバーに。『クローズ EXPLODE』で俳優デビュー。映画『HiGH&LOW』シリーズに出演。2018年には『パーフェクトワールド』の主演も決定している。『去年の冬、きみと別れ』では、謎の焼死事件の真相を追う主人公の記者を演じる。

岩田は次のようにコメント。「撮影に集中できる環境だったので、最終日まで集中を切らさずに臨むことができました。こうして体当たりで演じられたのは、自分のキャリアにとってとても大きな経験。撮影中は作品の持つパワーやエナジーをずっと背負っている感じだったので、クランクアップした瞬間は、解放されて重荷が取れた感覚でした」

岩田剛典×斎藤工にインタビュー

「去年の冬、きみと別れ」で初主演を務めた岩田剛典と、斎藤工にインタビューを実施。

岩田剛典演じる耶雲恭介は、新進気鋭の記者。恋人との結婚式を目前に、”最後のスクープ”として、斎藤工演じる、猟奇殺人事件の容疑者・木原坂雄大の素性に迫る危険な取材を行っていく。劇中では、激しくぶつかり合う2人の姿も映し出されている。“映像化不可能”といわれた原作の実写化に、今をときめく人気俳優2人はどのように挑んだのか。実際に話を伺った。

Q,完成した作品をご覧になっていかがでしたか。

斎藤:”作られるべくして、作られた映画”だと思いました。どんなに手腕のある監督でも、最終的に映像を繋ぎ合わせて作品を完成させた際に、現場のテンションと作品のテンションの間に"ズレ"が生じてしまう。けれど、この作品には“ズレ”が無かった。緻密なストーリーテリングに対して、瀧本監督と僕たち俳優勢の関係性が見事にマッチしていて、すがすがしさを感じました。

Q,役作りで重点的に意識されたことはありますか

斎藤:僕が演じた木原坂は、過去に盲目の女性モデルを焼死させた容疑をかけられている、天才カメラマン。物語の構造上、木原坂は狂気に満ちた「悪役」としての立ち位置だった為、どのようにその”狂気さ”を醸し出すかということを重点的に意識しました。

また、原作を読んだ際、木原坂には難癖のあるキャラクターとして描かれており、強烈な印象を抱きましたが、そこに自分が引っ張られすぎてはいけない。”僕がこの役を任せてもらえた”ということを信じて、明からさまに狂気じみた演技をするのではなく、彼の日常に潜んだ闇から、狂気を醸し出すというアプローチを行いました。

岩田:僕は、まずこの作品において、お客さん目線は耶雲というキャラクターにあると思いました。ですから、軸としてはフラットであることを意識して演じました。入り組んだストーリーなので、そうしないと最後のクライマックスが生きないっていう。劇中では、斎藤さん演じる木原坂を始め、一筋縄ではいかないキャラクターが沢山出てくるので、そこと張り合うというわけではなくて、いい意味で振り回される。そういう風に見せないといけないなと。

Q,劇中の登場人物は、様々なトラウマや複雑な過去を抱えて描かれていましたが、役作りをする上で、人間の”孤独”や”陰”となる部分とどのように向き合いましたか。

岩田:ネタバレになってしまうので説明が難しいのですが…….。入り組んだストーリーの中で、僕は耶雲役を脚本内の時系列順に合わせて撮影をさせていただいたんです。だから変化を表現しやすかった。

一般的に作品を撮る際は、(物語に合わせた)時系列での撮影ではないことも多い為、その中で演じるのは非常に難しい。しかし、監督は(時系列で撮ることを)すごく大切にされている方だった為、過去の耶雲の身に起きた出来事やそれに伴うダークな感情面を描けました。そうやって、彼のダークな面とも自然と向き合えるようになったと思います。

Q,人間のダークな面に向き合う撮影は、暗い気持ちになりませんか。

岩田:撮影中は出口の見えない、暗く長いトンネルにずっと入っているような気分でした。息抜きをする気持ちにも1日すらなれなくて、休日に友人と会うことすらやめていたほどです。一度そういう時間を設けてしまうと、また耶雲役に戻った際に僕自身がしんどいので、それならばこの暗い感情に、ずっと潜っていようと決めました。

Q,初主演に対するプレッシャーは感じましたか。

岩田:僕は、 監督から結構なプレッシャーを遠回しにかけられていました。「耶雲役は本当に大変だぞ」と、事あるごとにに言われ、夢に監督が出てきてしまうくらい、追い詰められていたと思います(笑)

Q,瀧本監督はどんな方でしたか。

岩田:監督は誰よりも作品に対して情熱と愛情を持っていらっしゃる方。現場では、目線ひとつのシーンに関しても、細かく計算して、複数のカットを撮影する、ということが日常茶飯事でした。

プライベートでお話をした際には、「岩田君もプレッシャーあると思うんだけど、俺もあるんだよ。カメラマンだってあるし、他の人だって勿論ある。皆、同じ船に乗っている一蓮托生の仲なんだ。」ていうメッセージを頂いて。ああ、なんて熱い方なんだ、と思ったのと同時に、瀧本監督には最後まで着いていける、という確信を持てましたね。

Q,ほかの監督に比べて、ユニークな面はありましたか。

岩田:瀧本監督は、かつて演じた側の経験のある方なんです。そのため、表現の突き詰め方に関しても、"画面を通してどう伝わるのか"ということに熱を入れて研究されていました。

Q,印象に残っている演技指導など、もしあれば。

現場で監督から「こういう表情をしてほしい」という演技指導が入った際、監督ご自身がレクチャーする、"こういう表情"ていうのが、本当に完璧なんです(笑)”いや、その役、監督でいいじゃん”ってくらい。監督の演技指導のお陰で、本格的なテクニックを学ぶことが出来ましたね。

Q,撮影中のお互いの印象を教えてください。

岩田:僕がすごく印象に残っているのは、木原坂の家の鉄格子の前で(僕と)2人で掛け合うシーンの斎藤さん。完全に木原坂としての不気味な笑い方をされたので、本当にゾクっとしました。僕にしかわからないような場面なんですけどね。

斎藤:僕が、印象に残っていることは、人間として美しすぎる岩田さん(笑)

岩田:そんなことないですよ(笑)

斎藤:いや、本当です。そんな岩田さんでも、撮影中は目が耶雲になる。これは作品を観る際のヒントになるかもしれないですが、耶雲が眼鏡をかけている時とそうでない時は、印象が全く違ったんです。眼鏡をかけている耶雲は、フィルターを通している分、冷静さが少し目にも宿る。けれど、眼鏡なく対峙したときの耶雲っていうのは、瞳の奥に炎が宿って見えるんです。あの美しさには、何度もゾクッとしましたね。

■近年において、次々に新作への出演オファーが絶えないふたり。そんな彼らの考える俳優業について話を伺った。

Q,役者としての強みを教えてください。

斎藤:僕は、強みというよりも、課題の方が多い。完成した作品の試写を観る度、未だに地獄を味わいます。自分という被写体が作品の邪魔をしてるんじゃないかと思うほど。

岩田:そんなことないですよ(笑)

斎藤:いや、本当に。自分の声を録音して聞いた時の違和感てありますよね。あの感覚が、何本作品を撮り終えてもぬぐえません。けれど、(俳優業に)”向いていない自分”を認めてあげることが、唯一次の仕事に繋げられていることでもあるかな。「こんな自分が役柄を頂いたんだ」と考えると、何をすべきかというのが、クリアになっていくというか。

岩田:僕は強みとして、強いて挙げることができるのは、熱い気持ち。自分の芝居に関しては、まだまだ課題点が多く、今回の主演も周りの人の支えがあったからこそ務めることができました。それでも、映画を製作する工程の中に参加させていただいていることは、やはり嬉しい。やる気とか根性とか、そんなものしか自分に誇れるものはないかもしれないですけど、一生懸命取り組まれている現場の皆さんのピースの1つになりたいという強い気持ちを持ち続けています。

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