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展覧会『幻想耽美』が渋谷Bunkamuraで開催 - 日本の現代アートに見る、エロチシズムの本質

耽美主義。19世紀後半に広まった、このヨーロッパの芸術思潮は、表現されている事柄の思想や善悪を問うことなく、その「美しさ」に最上の価値を置くものだ。この耽美主義に傾倒した日本の現代アートが集う展覧会『幻想耽美―現代アートにおけるジャパニーズエロチシズム』が2015年6月17日(水)から28日(日)まで東京・渋谷のBunkamura Galleryで開催される。

展覧会『幻想耽美』が渋谷Bunkamuraで開催 - 日本の現代アートに見る、エロチシズムの本質 | 写真 展覧会『幻想耽美』が渋谷Bunkamuraで開催 - 日本の現代アートに見る、エロチシズムの本質 | 写真
右)清水真理「禁断の果実」2012年 40cm 左)森口祐二「擬宝珠」2009年 33.5×25cm

今まで見たことのない程の妖艶で挑発的な少女の姿を描いた絵画や、可憐で痛々しく神秘的なドールアートなどは、日本における耽美主義の初期に登場したアート。それが今では日本画・油彩・人形作品とバラエティに溢れた方法で、刺激的な内容と陶酔を誘う本質的な美を表現している。

本展では、絵画やイラストなどの平面作品に加え、ビスクドールなどの立体作品、関連グッズや書籍も販売。ロリータファッションやオタクなど、耽美の世界を表現するのに長けている日本だからこそ表現できる、美の響宴を楽しんで欲しい。

【展覧会概要】
『幻想耽美―現代アートにおけるジャパニーズエロチシズム』
会期:2015年6月17日(水)〜28日(日)
会場:Bunkamura Gallery
住所:東京都渋谷区道玄坂2-24-1 Bunkamura1Fメインロビーフロア
時間:10:00〜19:30
入場料:無料
出展予定作家:
東學、大友暢子、佳嶋、金子國義、黒木こずゑ、桑原聖美、沙村広明、須川まきこ、空山基、多賀新、たま、成田朱希、根橋洋一、長谷川友美、林アサコ、林由紀子、林良文、古川沙織、町野好昭、丸尾末広、森口裕二、山本タカト、山本じん、吉田光彦、上野シゲユキ、オカムラノリコ、恋月姫、甲秀樹、清水真理、神宮字光、Dollhouse Noah、中嶋清八、衣(hatori)、三浦悦子、森馨、矢沢俊吾

【イベント情報】
トークイベント
ゲスト:谷川渥(美学者)、空山基(イラストレーター)、恋月姫(人形作家)
開催日:2015年6月20日(土)
開催時間:16:00~17:00
※50名限定。整理券を当日会場にて、10:00より配布。
※無料で参加。
※15:30からイベント準備のため会場をCLOSEする。

【問い合わせ先】
Bunkamura Gallery
TEL:03-3477-9174

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