ミュージカル「ダンス オブ ヴァンパイア」が、2025年5月の東京建物 ブリリアホール(Brillia HALL)公演を皮切りに、6年ぶりの再演へ。2025年6月には愛知・御園座で、2025年7月には大阪・梅田芸術劇場メインホール、福岡・博多座でそれぞれ公演を行う。主演は山口祐一郎・城田優のWキャスト。
「ダンス オブ ヴァンパイア」は、ロマン・ポランスキーが監督を務めた映画『吸血鬼』をベースに、終わりなき欲望と理性が拮抗する中で、ヴァンパイアと人間の存亡をかけた運命の戦いを描くミュージカル。「エリザベート」や「モーツァルト!」「マリー・アントワネット」「ベートーヴェン」といったミュージカル作品で知られるミヒャエル・クンツェが脚本・歌詞を担い、ロック界のワーグナーと称されるジム・スタインマンが音楽を手がけている。
世界初演は1997年のオーストリア・ウィーン公演。その後、2006年夏には、主人公のクロロック伯爵役に山口祐一、演出に山田和也を迎えて日本初上陸を果たした。その後、日本では2009年、2011年、2015年、2019年と再演に再演を重ねた人気演目に。満を持して2025年、6年ぶりに再演されることとなる。
「ダンス オブ ヴァンパイア」の魅力は、ヴァンパイアも人間も、舞台上のキャストも観客も劇場全体が1つになって興奮し楽しめる鮮烈な鑑賞体験。荘重な序曲から一転して繰り広げられるコメディワールド、そして、“真っ赤に流れる血がほしい モラルもルールもまっぴら” と、ヴァンパイアたちとともに歌い踊る、陶酔と熱狂のフィナーレは必見だ。
主人公のヴァンパイア・クロロック伯爵役を演じるのは、山口祐一郎と城田優のWキャスト。また、サラ役はフランク莉奈・中村麗乃、アルフレート役は太田基裕・寺西拓人がそれぞれWキャストで演じる。
主人公・クロロック伯爵…山口祐一郎、城田優(Wキャスト)
ヴァンパイア。この世のすべてを見通しサラの血を求める。
サラ…フランク莉奈・中村麗乃(Wキャスト)
お風呂が大好きな宿屋の娘。城に住むクロロック伯爵からの舞踏会の招待を夢みており、身を焦がす激しい恋を求める。
アルフレート…太田基裕、寺西拓人(Wキャスト)
アブロンシウス教授の若き助手。サラに恋をする。
マグダ…青野紗穂
シャガール…芋洗坂係長
レベッカ…明星真由美
ヘルベルト…ジュリアン
クコール…駒田一、伊藤今人
ヴァンパイア・ダンサー=伯爵の化身…佐藤洋介、加賀谷一肇(Wキャスト)
アブロンシウス教授…石川禅、武田真治(Wキャスト)
ヴァンパイア研究に生涯を捧げる教授。研究一筋、理性を信奉する。
ヴァンパイア研究に勤しむアブロンシウス教授と助手アルフレートは、雪深いトランシルヴァニアの山に迷いこむ。身も凍る吹雪に見舞われながら何とか宿屋にたどり着くが、そこは「ガーリック、ガーリック」と歌う怪しい村人たちのたまり場であった。不審な村人たちの様子を見て、教授はヴァンパイアの存在を確信する。
そんな教授をよそにアルフレートはサラに恋をするが、サラは城に住むクロロック伯爵からの舞踏会の招待を夢みていた。夜も更ける中、入浴中のサラの元に忽然と現われるクロロック伯爵。サラは伯爵の誘惑に抗えずアルフレートの前から姿を消してしまう。自らの欲望に突き動かされるヴァンパイアと人間たちの、存亡をかけた運命の戦いが始まる。
【詳細】
ミュージカル「ダンス オブ ヴァンパイア」
脚本/歌詞:ミヒャエル・クンツェ
音楽:ジム・スタインマン
ヴォーカル・ダンス編曲:マイケル・リード
演出:山田和也
出演:山口祐一郎、城田優、フランク莉奈、中村麗乃、太田基裕、寺西拓人、青野紗穂、芋洗坂係長、明星真由美、ジュリアン、駒田一、伊藤今人、佐藤洋介、加賀谷一肇、石川禅、武田真治
製作:東宝
■公演詳細
・東京公演
上演時期:2025年5月
場所:東京建物 ブリリアホール
・愛知公演
上演時期:2025年6月
場所:御園座
・大阪公演
上演時期:2025年7月
場所:梅田芸術劇場メインホール
・福岡公演
上演時期:2025年7月
場所:博多座