お台場・パレットタウン跡地の再開発により、世界初のイマーシブ・テーマパーク「イマーシブ・フォート東京(IMMERSIVE FORT TOKYO)」が2024年3月1日(金)に開業を迎える。
パレットタウンは、商業施設「ヴィーナスフォート」をはじめ、「森ビル デジタルアート ミュージアム エプソン チームラボ ボーダレス(MORI Building DIGITAL ART MUSEUM: teamLab Borderless)」、「パレットタウン大観覧車」など、多様な施設が集結した複合型エンターテインメント施設として1999年の誕生以来多くの人々に愛されてきた。
その後、2022年8月には、当該地区の再開発のため、すべての施設の営業を終了。現在再開発を進行中だが、遊休施設の利活用として「イマーシブ・フォート東京」と「シティサーキット東京ベイ」を暫定的に営業する。
「イマーシブ・フォート東京」は、12種類のアトラクション体験と、6つの物販・飲食店を備え、そのすべてを“完全没入型体験”のみで構成する世界初のイマーシブ・テーマパーク。全天候型の完全屋内型テーマパークとして国内屈指の面積を誇り、そのスケールをいかしながら従来のテーマパークにはない没入感と興奮を提供する。
建物は旧「ヴィーナスフォート」を活用。ヨーロピアンな街並みを生かしつつ、音響や照明、装飾にこだわり、まるで物語に入り込んだような体験ができるエンターテインメント空間を作り上げる。
「イマーシブ・フォート東京」で体験できるアトラクションは、多彩なバリエーションを用意。体験時間1時間超の超濃密な大規模イマーシブシアターや、本格ホラー・イマーシブ体験、突然起きる豪華絢爛なショーにレストランで巻き込まれるイマーシブ体験など、非日常的で劇的な時間を過ごすことができる。気が付けば自分が物語のキーパーソンになったり、事件に巻き込まれたり、きらびやかなステージの中心にいたり……と様々な没入体験を楽しめそうだ。
ここからは、「イマーシブ・フォート東京」の中でも特に注目のアトラクション&フードメニューをピックアップして紹介。「没入型アトラクションって一体何…?」という人に向けて、各エリアの魅力や、没入体験をより楽しむためのポイントを解説するので、ぜひ参考にしてみて。
「ザ・シャーロック(THE SHERLOCK) -ベイカー街連続殺人事件-」は、19世紀のロンドンの街を舞台に、世界で最も有名な探偵 シャーロック・ホームズに舞い込んでくる事件から始まるストーリーを体験するウォークスルー型イマーシブシアターだ。
ロンドンの街を再現した会場に一歩足を踏み入れると、そこにはシャーロック・ホームズはもちろんのこと、ホームズの相棒であるワトソンやロンドン警視庁のレストレード警部ら、小説や映画の中で活躍する総勢48名のキャラクターが“リアル”に登場。
衝撃的な殺人現場でホームズが推理をしていたり、時計台の下で警部が事件を追って奔走していたり、はたまた怪しげなバーで談笑しているレディがいたり…広大な会場のあちらこちらでストーリーが展開されるので、それぞれの会話を自由に拾って自分なりのストーリーを紡ぐことができる。自分の行動次第でストーリーが変わるので、訪れるたび“衝撃的な結末”を体験できるのも唯一無二だ。
<おすすめの楽しみ方>
1. まずは気になる人物を見つけて、その人を追いかけてみる。
2. 追いかけていくと、さまざまな出来事や事件、他の人物に遭遇することに。時には街の酔っ払いに絡まれたり、警察に取り調べを受けたりすることも…!? その瞬間・その場所でしか出会えない体験を楽しんでみよう。
3. 要領がつかめてきたら、自分の好奇心と直感が赴くままに自由に行動すればOK。探偵気分でホームズとともに事件の真相を追うもよし、犯人と思われる人物を独自に追いかけるもよし、自分なりに物語を進めてみて。
注意:暗い会場の中、登場人物を追って階段を上ったり下りたり、めまぐるしく移動するので、動きやすい靴で参加するのがベター。