展覧会「日本の巨大ロボット群像 ─巨大ロボットアニメ、そのデザインと映像表現─」が、福岡市美術館にて、2023年9月9日(土)から11月12日(日)まで開催される。その後、神奈川の横須賀美術館をはじめ、全国を巡回予定だ。

ロボットアニメの「リアリティ」とは？

日本では、架空のロボットが登場するアニメーション(＝ロボットアニメ)が数多く製作され、他国のアニメーションには見られない独自の展開を見せてきた。その嚆矢となったのが1963年の『鉄人28号』であり、以後、72年の『マジンガーZ』が大ヒット、そして79年の『機動戦士ガンダム』の影響のもと、現在に至るまでさまざまなロボットアニメが手がけられている。

展覧会「日本の巨大ロボット群像─巨大ロボットアニメ、そのデザインと映像表現─」では、『鉄人28号』から近年のロボットアニメに至るまで、ロボットのデザインと映像表現の歴史をたどってゆく。

ロボットアニメでは、空想上のロボットという存在に、映像的な「リアリティ」を与えるべく、デザインや設定で多様な工夫が凝らされてきた。この「リアリティ」をかたち作るうえで重要な役割を担うのが、設定上の「メカニズム」と「大きさ」である。これら2点を軸に据える本展では、デザイン画やアニメ劇中の場面などから制作した造形物などを通して、ロボットアニメの展開を紹介してゆく。

展覧会概要

展覧会「日本の巨大ロボット群像 —巨大ロボットアニメ、そのデザインと映像表現—」
会期：2023年9月9日(土)〜11月12日(日)
会場：福岡市美術館 2F 特別展示室
住所：福岡県福岡市中央区大濠公園1-6
開館時間：9:30〜17:30
※9〜10月の金・土曜日は20:00閉館
※入館はいずれも閉館30分前まで
休館日：月曜日(9月18日(月・祝)、10月9日(月・祝)は開館)、9月19日(火)、10月10日(火)
観覧料：一般 1,600円、高校・大学生 800円、小・中学生 500円
※無料対象については美術館ウェブサイトを参照

■巡回情報
・神奈川会場
会期：2024年2月10日(土)～4月7日(日)
会場：横須賀美術館 (神奈川県横須賀市鴨居4-1)
・香川会場
会期：2024年4月20日(土)～6月16日(日)
会場：高松市美術館(香川県高松市紺屋町10-4)
・京都会場
会期：2024年7月6日(土)〜9月1日(日)
会場：京都文化博物館 (京都府京都市中京区三条高倉)
・愛知会場
会期(予定)：2025年2～3月

【福岡会場についての問い合わせ先】
福岡市美術館
TEL：092-714-6051