映画『ゆとりですがなにか インターナショナル』が2023年10月13日(金)より全国公開される。
「ゆとりですがなにか」は、2016年に「日曜ドラマ」枠で放送された連続ドラマ。《野心がない》《競争意識がない》《協調性がない》と揶揄される“ゆとり世代”と社会に括られた、岡田将生演じる坂間正和、松坂桃李演じる山路一豊、柳楽優弥演じる道上まりぶのアラサー男子3人が、仕事に、家族に、恋に、友情に、迷い、あがきながらも懸命に立ち向かうストーリーを描いた痛快社会派コメディだ。
そんな人気ドラマ「ゆとりですがなにか」のキャスト・スタッフが再集結し、『ゆとりですがなにか インターナショナル』として映画化される。
坂間正和(さかままさかず)...岡田将生
サラリーマンを辞め家業を継ぐも、契約打ち切り寸前に追い込まれるなど、時代の波にイマイチ乗り切れていない男。
演じるのは、第94回アカデミー賞で国際長編映画賞を受賞した『ドライブ・マイ・カー』や台湾映画の日本版リメイク『1秒先の彼』に出演している岡田将生。
山路一豊(やまじかずとよ)...松坂桃李
優しく真面目だが未だ女性経験ゼロの小学校教師。
『孤狼の血』や『流浪の月』などの注目作に出演している松坂桃李が山路一豊役をコミカルに演じる。
道上(みちがみ)まりぶ...柳楽優弥
元客引きで、11浪目にして悲願の大学合格を果たすも卒業後に中国での事業が失敗し、結局出戻りでフリーターとなる破天荒な男。
映画『HOKUSAI』で日本画家・葛飾北斎役を演じるなど、幅広い役柄を演じ切る柳楽優弥が道上まりぶ役を熱演する。
ドラマ「ゆとりですがなにか」から引き続き、脚本はドラマ「池袋ウエストゲートパーク」で連続ドラマデビューして以降、連続テレビ小説「あまちゃん」などを手掛けた宮藤官九郎が担当。監督も、映画『アイ・アム まきもと』などを手掛けている水田伸生がドラマ版から続投し、“喜怒哀楽渦巻く予測不能なドタバタ人間ドラマ”を届ける。
岡田将生コメント
ドラマ、スペシャルドラマを経て映画の話は本当に嬉しかったです。ひとえに、ゆとりですがなにかを沢山の方々が好きでいてくださったおかげだと思います。感謝します。まだ公開もされていないのに早く続編やらないかなんて現場で話してた時間もありました。物語の中に日常で起こり得る問題を潜ませ、提示していくさまは多くの方々の共感を得ると思われますし何より宮藤さんの本は面白すぎるというか、読んで久々に声に出して笑いました。今回も素敵なセリフが数多くありどう言うか悩む程でした。自分の中でもとても大切な作品、大切なチームだったのでご褒美みたいな気持ちで撮影に臨ませていただきました。撮影現場では友人と会っている感覚に陥ってしまうほどアットホームな現場で常にみんなで正解を探していくセッションは心地よく、この現場ならではと思いました。桃李さん、柳楽のゆうちゃんは友人でもありライバルでもあり、この2人とはいつまでも肩を並べてお仕事をしていたいと思っています。長々となってしまいましたが、一言で表すと嬉しい。それに尽きます。久しぶりの作品で役をまたすぐ取り戻せるか不安もありましたが、一言セリフを言うだけで一瞬でゆとりの世界観に戻れました。楽しみに待っていてください!
宮藤官九郎コメント
確か『いだてん』の現場だったと思うのですが、桃李くんから「ゆとりですがなにかで『ハングオーバー!』みたいなの、やれませんか?」と提案されました。世代論が通用しない海外で走ったり飲んだり吐いたりするまーちん、山路、まりぶ君の姿が目に浮かんで、水田監督に相談して『ゆとりインターナショナル』という仮題を付けました。だけど、見渡せば東京もじゅうぶん多国籍、多言語だし、ネットで世界と繋がっているし、ムリして風呂敷を広げずとも、生活圏の中でインターナショナル感が出せたらそっちの方がドラマの世界観を踏襲できるのではないかと思い直し、八王子〜高円寺間で起こる国際問題を描きました。国際問題を描きました。なので、思いつきではなく、実は4年越しの映画化なのです。ハングオーバー要素も少ぉし残ってます。楽しみです。これがヒットしたら(しなくても)、また連ドラやりたいですね。ゆとり世代の40代、50代、60代、老後と、僕が死んだ後も『ゆとり』は続けて欲しい。それくらい大好きです。
【作品詳細】
映画『ゆとりですがなにか インターナショナル』
公開日:2023年10月13日(金)
監督:水田伸生
脚本:宮藤官九郎
出演:岡田将生、松坂桃李、柳楽優弥
プロデューサー:藤村直人、仲野尚之
製作:日テレ アックスオン