シス・カンパニー公演『ヴィクトリア』が2023年6月24日(土)から30日(金)まで東京・スパイラルホールで上演され、7月に西宮・京都・豊橋公演を実施。主演は大竹しのぶ。一般前売開始日は5月21日(日)。

大竹しのぶの一人芝居『ヴィクトリア』

さまざまなジャンルのストレートプレイやミュージカルを通して観客を魅了し続けてきた大竹しのぶ。舞台『ヴィクトリア』は、大竹しのぶが2002年に上演された野田秀樹作・演出の舞台『売り言葉』以来、21年ぶりとなる一人芝居だ。

ヒロイン・ヴィクトリアによる“魂の独白”

『ヴィクトリア』は、映画『野いちご』『沈黙』『叫びとささやき』など数多くの名作で様々なヒロイン像を描いてきた映画界の巨匠イングマール・ベルイマンが手掛けた作品。原題に“魂の問題”を意味する『A Spiritual Matter』が掲げられているように、ある女性の自分の魂に語りかけるような独白を、過去と現在、幻想と現実が融合したかのような手法で描いている。

『ヴィクトリア』は当初、長編映画のために書かれた脚本だったが、女性のクローズアップのワンショットのみでの映像化するという実験的なアプローチゆえに、どの映画会社も映画化を却下。その後、長い期間、ベルイマンの手元で温められ、1990年に彼自身の演出で、ラジオドラマとして初めて世の中に発表された。

演出は藤田俊太郎

そんな背景がある『ヴィクトリア』の演出を務めるのは、大胆かつ細やかな描写に定評のある気鋭の演出家・藤田俊太郎。大竹しのぶとのタッグは、2020年に上演された藤田俊太郎演出の朗読劇『ラヴ・レターズ』以来、2度目となる。

ヒロイン・ヴィクトリアの“魂の独白”による多面的な心情の動きを間近で堪能できる一人芝居。ぜひこの機会にチェックしてみてほしい。

【詳細】
シス・カンパニー公演『ヴィクトリア』
作：イングマール・ベルイマン
演出：藤田俊太郎
翻訳：肥田光久
出演：大竹しのぶ
企画・製作：シス・カンパニー
チケット一般前売発売日：2023年5月21日(日)

■東京公演
期間：2023年6月24日(土)～6月30日(金)
場所：スパイラルホール
住所：東京都港区南青山5-6-23

■西宮公演
期間：2023年7月5日(水)～7月6日(木)
場所：兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホール
住所：兵庫県西宮市高松町2-22

■京都公演
期間：2023年7月8日(土)～7月9日(日)
場所：京都芸術劇場 春秋座
住所：京都府京都市左京区北白川瓜生山2-116

■豊橋公演
日程：2023年7月11日(火)
場所：穂の国とよはし芸術劇場PLAT 主ホール
住所：愛知県豊橋市西小田原町123

【問い合わせ先】
■東京公演(シス・カンパニー)
TEL：03-5423-5906(営業時間 平日 11:00～19:00)
■西宮公演(キョードーインフォメーション)
TEL： 0570-200-888(営業時間 11:00～18:00 日祝休業)
■京都公演(京都芸術大学 舞台芸術研究センター)
TEL：075-791-9207(営業時間 平日 10:00～17:00)
■豊橋公演(サンライズプロモーション東京)
TEL：0570-00-3337(営業時間 平日 12:00～15:00)