“風景表現を問い直す”企画展「これからの風景」静岡県立美術館で - モネやロラン、コローなど約170点
2025.7.5(土)~2025.9.23(火) 開催
静岡県立美術館(しずおかけんりつびじゅつかん)は、静岡市の日本平(にほんだいら)のふもとにある、緑に囲まれた美術館。東西の風景画や静岡ゆかりの作家の作品、現代美術などを収蔵し、収蔵品展と企画展を開催している。ロダン館では、自然光が注ぐ大空間を歩きながら《地獄の門》をはじめとする彫刻を鑑賞できる。建物へと続く遊歩道にも国内外の彫刻家による12点の作品が並び、木々の緑と彫刻を眺めながら、屋外での散策も楽しめる。
ロダン館は、ラグビーボール状のガラス天井から光が降り注ぐ展示空間。高さの異なるフロアが階段でつながり、入口からは館内を見渡せる。中心となる《地獄の門》には、200人以上の人物像がさまざまな姿で表されている。無料の音声ガイドを聞きながら、人物の動きや表情に目を向けてみたい。
コレクションの柱は、17世紀以降の東西の山水・風景画。ターナーやモネ、歌川広重、横山大観などの作品を収蔵する。静岡に身近な富士山を描いた絵画も集めており、画家ごとに異なる山の姿や色彩もコレクションの読みどころだ。
伊藤若冲(いとうじゃくちゅう)の《樹花鳥獣図屏風(じゅかちょうじゅうずびょうぶ)》も所蔵。左右1組の屏風に、白象や鳳凰(ほうおう)を中心とする鳥や動物が集う。約1cm角のマス目を1つずつ塗る「枡目描き(ますめがき)」で描かれ、その数は11万6,000個を超える。モザイクのような見た目が特徴の作品で、常時展示ではない。