映画『秘密の森の、その向こう』が、2022年9月23日(金・祝)より全国にて順次公開される。監督はセリーヌ・シアマ。
その映像美と愛の物語から、“不滅の名作”と絶賛された映画『燃ゆる女の肖像』のセリーヌ・シアマが紡ぐ新作映画『秘密の森の、その向こう』が公開へ。描かれるのは、娘、母、祖母の3世代をつなぐ「喪失」と「癒し」の物語だ。8歳の少女を主人公に据え、セリーヌ・シアマの真骨頂である“女の深淵”を表現するとともに、また新たな扉を開く作品に仕上げた。
祖母が他界し、その悲しみに耐えかねた母が姿を消した日。8歳のネリーは、かつて母が遊んだ森を探索するうちに、自分と同じ年の少女と出会う。ネリーの母の名前「マリオン」を名乗るその少女の家に招かれると、そこは“おばあちゃんの家”だった。喪失という痛みを抱えた娘と母が、時空を超えて出会うことで見つけるものとは?森の小道を抜けて2つの家を行き来する少女たちの小さな世界から、壮大な物語へと展開していく。
『燃ゆる女の肖像』でセザール賞撮影賞を受賞したクレア・マトンの映像と、セリーヌ・シアマが劇中に仕掛けたいくつもの“奇跡”に注目だ。
主人公ネリーとマリオンを演じるのは、これが映画初出演となるジョセフィーヌ&ガブリエルのサンス姉妹。加えて、ニナ・ミュリス、マルゴ・アバスカルが出演する。
〈映画『秘密の森の、その向こう』あらすじ〉
最愛の人を失った8歳のネリーは森の中で少女と出会う。それは“8歳のママ”だった。
8歳のネリーは両親と共に、森の中にぽつんと佇む祖母の家を訪れる。大好きなおばあちゃんが亡くなったので、母が少女時代を過ごしたこの家を、片付けることになったのだ。だが、何を見ても思い出に胸をしめつけられる母は、一人出て行ってしまう。残されたネリーは、かつて母が遊んだ森を探索するうちに、自分と同じ年の少女と出会う。ネリーの母の名前「マリオン」を名乗るその少女の家に招かれると、そこは“おばあちゃんの家”だった。
【詳細】
映画『秘密の森の、その向こう』
公開日:2022年9月23日(金・祝) ヒューマントラストシネマ有楽町、Bunkamuraル・シネマほか全国順次公開
監督・脚本:セリーヌ・シアマ
撮影:クレア・マトン
出演:ジョセフィーヌ・サンス、ガブリエル・サンス、ニナ・ミュリス、マルゴ・アバスカル
配給:ギャガ
原題:Petite Maman
2021/フランス/カラー/ビスタ/5.1chデジタル/73分/字幕翻訳:横井和子/映倫G