愛知県名古屋市・栄駅に直結する新シンボルタワーが、2026年夏頃に開業予定。施設内にはラグジュアリーホテル「コンラッド名古屋」、パルコが手がける新商業施設、シネマコンプレックス「TOHOシネマズ」などがオープンする。

栄駅直結の新シンボルタワーが誕生

栄駅に直結する新シンボルタワーは、「名古屋の新たなランドマークとなる国内外の文化・交流価値創造拠点」をコンセプトに、名古屋市中区錦三丁目において推進される「(仮称)錦三丁目25番街区計画」の目玉として誕生。

約211m・地上41階建ての複合ビルとなり、B2Fから4Fにはパルコが運営する高級商業施設、5Fから9Fにはシネマコンプレックス「TOHOシネマズ」、12Fから30Fにはオフィス、10・11・31Fから41Fにはラグジュアリーホテル「コンラッド名古屋」を設ける。

コンラッドが名古屋初進出

新シンボルタワーの中でも注目は、ヒルトンのラグジュアリーホテルブランド「コンラッド・ホテルズ&リゾーツ」が名古屋に初進出する「コンラッド名古屋」。名古屋地区最大級の広さにあたる約50平米のスタンダードルームを中心とした全170室の客室をはじめ、オールデイダイニング、ルーフトップバーなどの料飲施設4店舗、ジム、スパ、屋内プール、エグゼクティブラウンジ等を備える。

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パルコによる新しい高級商業施設

B2Fから4Fには、パルコによる新たな高級商業施設が登場。“演劇の幕開け”をコンセプトにしており、舞台を鑑賞するように、訪れた人々の感性に響く豊かな体験を提供するという。外装は商業部分全体を舞台に見立て、地上1Fから3Fにおけるファサード部分で舞台の幕があがる様子を表現する。

「TOHOシネマズ」が栄エリア初進出

5Fから9Fには、栄エリア初進出となるシネマコンプレックス「TOHOシネマズ」がオープン。最新の設備・機器を導入した本格的シネマコンプレックスを計画しており、国内外の映画コンテンツのほか、コンサートや演劇、スポーツのライブビューイングなども上映する予定だ。

栄駅周辺の回遊性も向上

また「(仮称)錦三丁目25番街区計画」では、地上・地下のネットワークと屋上広場の整備により、エリアの回遊性を向上。久屋大通、広小路通、錦通、大津通の4つの大通りに囲まれた立地を活かしつつ、地下鉄東山線・名城線や地下街「クリスタル広場」との接続を行い、建物内に複数のエスカレーター・エレベーターを整備することで快適な歩行空間を実現する。

さらに、新シンボルタワーの低層部4・5Fの屋上には、商業施設やシネマコンプレックスのロビーと隣接した広場を設置し、ショッピングや映画鑑賞の合間に久屋大通公園を眺めることができる憩いの空間を創出する。

【詳細】
「(仮称)錦三丁目25番街区計画」
開業：2026年夏頃(予定)
※新築工事着手：2022年7月1日(金) 竣工：2026年3月(予定)
所在地：愛知県名古屋市中区錦三丁目2501番1、2501番2、2514
主要用途：ホテル、オフィス、シネコン、商業、駐車場
交通：地下鉄東山線・名城線「栄」駅直結
敷地面積：4,866.40㎡
延床面積：約109,700㎡
階数・高さ：地上41階、地下4階、塔屋1階・高さ約211m