映画『ボイリング・ポイント/沸騰』が、2022年7月15日(金)よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほか全国で公開される。
映画『ボイリング・ポイント/沸騰』は、ロンドンの高級レストランを舞台に、オーナーシェフの波乱に満ちたスリリングな一夜を描いた作品。全編90分を驚異のワンショット撮影で捉えており、正真正銘のノー編集で、CGも未使用という徹底ぶりとなっている。
ワンショットならではの、レストラン内を縦横無尽に動き回るカメラワーク、俳優たちの即興演技がもたらす圧倒的な臨場感に加え、サスペンスフルな人間模様や、イギリスの労働環境など鋭い社会性をはらんだ心揺さぶるドラマが魅力となっている。リアルタイムで走り抜けていく、予測不能な“沸騰寸前”の展開に注目だ。
本国イギリスではスマッシュヒットを記録し、英国アカデミー賞では作品賞、主演男優賞、キャスティング賞、新人賞の4部門にノミネートされた。
崖っぷちシェフの予測不能な一夜!
一年で最も賑わうクリスマス前の金曜日、ロンドンの人気高級レストラン。その日、オーナーシェフのアンディは妻子と別居し疲れきっていた。運悪く衛生管理検査があり評価を下げられ、次々とトラブルに見舞われるアンディ。気を取り直して開店するが、予約過多でスタッフたちは一触即発状態。そんな中、アンディのライバルシェフが有名なグルメ評論家を連れてサプライズ来店する。さらに、脅迫まがいの取引を持ちかけてきて…。
主人公のシェフ、アンディ役は『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ』『アイリッシュマン』のスティーヴン・グレアム。力強く、悲哀に満ちた演技が認められ、英国アカデミー賞主演男優賞にノミネートされた。
さらに、「SHERLOCK/シャーロック」のヴィネット・ロビンソンや『ベンジャミン・バトン 数奇な人生』のジェイソン・フレミングも出演している。
アンディ・ジョーンズ(スティーヴン・グレアム)…ロンドンでも指折りの人気を誇る高級レストランのオーナーシェフ。妻子と別居中で心身ともに絶不調。
フリーマン(レイ・パンサキ)…主に肉類を焼いている料理人。キレやすい性格が玉にキズで、アンディの仕事に不満がある。
カーリー(ヴィネット・ロビンソン)…優秀なアンディの片腕であり、副料理長。給与UPを交渉中。
アリステア・スカイ(ジェイソン・フレミング)…アンディの元同僚、レストラン出資者。テレビの料理番組で人気を博しているセレブシェフで、アンディのライバルでもある。