北欧・フィンランド最古のテキスタイルブランド「フィンレイソン(Finlayson)」の日本初となる展覧会「創業200周年記念 フィンレイソン展―フィンランドの暮らしに愛され続けたテキスタイル―」が京都文化博物館にて開催される。開催期間は、2021年10月9日(土)から2022年1月10日(月・祝)まで。
1820年に創業された「フィンレイソン」は、北欧フィンランド最古のテキスタイルブランドとして、これまで寝装品やホームテキスタイルを中心に質の高い製品とおしゃれなデザインを展開し、世界中で愛されてきた。
同社の創業200年を記念する本展では、フィンレイソンの最初の紡績工場設立の地にあるタンペレ歴史博物館に保管されている当時の貴重な資料を初公開。さらに、同じく工場のあった街に位置するフォルッサ博物館に保管される、色鮮やかなデザイン原画やテキスタイルを一堂に会し、長く信頼されてきたブランドの200年の歴史をひも解いていく。
「フィンレイソン」のテキスタイルの魅力といえば、鮮やかな色合いとユーモア溢れる柄。北欧の自然や文化などから着想を得た色とりどりの 個性あふれるデザインは多くの人の心を惹きつけてきた。本展では、草花のモチーフや大胆なグラフィカルパターンなど、自然との共生に満ちたフィンランドデザインの軸ともなる作品が多数展示される。
そんな展示品の中でも目を引くのは、ムーミンのデザインだ。「フィンレイソン」は、作者トーベ・ヤンソンからムーミンの模様の生地を制作する許諾を得ている唯一の企業でもある。青空の下、鮮やかな緑の森の中で暮らすムーミンとその仲間たちを描いた貴重なテキスタイルは必見だ。
「フィンレイソン」の歴史を紹介するゾーンでは、英国スコットランド出身のジェームズ・フィンレイソンが、フィンランドの都市タンペレで小さな紡績工場を創業した1820年から、以後200年においての企業としての活動や、過去に使用されていた道具などからテキスタイル制作の裏側に迫る。
1855年から1861年まで使用されていた「フィンレイソン」独自の通貨や、広告キャンペーンで使用されていた冊子など貴重な資料に加えて、制作の際に使われていた糸見本、紐の見本が結わえられている鉄輪といった当時の職人たちの“手仕事”を感じられる道具を目にすることができる。
【詳細】
創業200周年記念 フィンレイソン展―フィンランドの暮らしに愛され続けたテキスタイル―
会期:2021年10月9日(土)~2022年1月10日(月・祝)
休館日:月曜日(祝日は開館、翌日休館)、年末年始(12月27日~1月3日)
会場:京都文化博物館(京都市中京区三条高倉)
開室時間:10:00~18:00(金曜日は19:30まで)
※入室はそれぞれ30分前まで
■入場料
当日:一般 1,500円、大高生 1,100円、中小生 500円
前売り・団体:一般 1,300円、大高生 900円、中小生 300円
※団体は20名以上
※前売券は2021年8月7日(土)~10月8日(金)までの期間限定販売。
※学生料金で入場の際は学生証を提示。
※障がい者手帳等を提示で本人と付き添い1名までは無料。
※上記料金で2階総合展示と3階フィルムシアターも観覧可能。(ただし催事により有料の場合あり)
<主な入場券販売場所>
京都文化博物館、ローソンチケット L コード:52745、チケットぴあ Pコード:993-270 、セブンチケット(セブンコード:090-521)、イープラス、CN プレイガイドほか
■セット券
人気カフェ「CAFE AALTO KYOTO」のシナモンロールとコーヒーセット付入場券
フィンランドの名建築家アルヴァ・アアルトが手掛けた「CAFE AALTO」京都店で、名物のシナモンロールとコーヒーを提供。
料金:2,400円 ※シナモンロール・コーヒーセット+本展入場券1枚
販売期間:2021年10月9日(土)~2022年1月10日(月・祝)
販売場所:セブンチケットセブンコード:090-539
※詳細は展覧会公式HPを確認。
※その他関連イベントについては、展覧会公式HPを確認。
【問い合わせ先】
京都文化博物館
TEL:075-222-0888
finlayson ©Finlayson Oy