展覧会「内藤礼」が、東京・六本木のタカ・イシイギャラリーにて、2020年11月27日(金)から12月26日(土)まで開催される。
現代美術作家・内藤礼は、「地上に存在することは、それ自体、祝福であるのか」を一貫したテーマに、作品を制作してきた。
タカ・イシイギャラリーでの初の個展となる本展では、新作の絵画や立体作品を軸に紹介。金沢21世紀美術館における大規模個展で「創造」に向き合った内藤が、その先に見出す“生の瞬間と光景”を紹介する。
色彩を重ねた絵画作品《color beginning》では、画面が受けとめる光に応じて、色彩は顕れては消えてのあわいに漂う。また、ギャラリーの窓から差し込む光を受けるインスタレーションは、空間へと流れ込む陽光を映しながら、刻一刻と変化を続ける。
内藤はその著書『空を見てよかった』の中で、「何かが顕われてくる瞬間を見ていたい。(…)制作をしているときだけではなく完成した作品にもその持続を願います」と記している。本展では、作品と空間によって繊細に織りなされる、生成と消滅とが連なる光景にふれることができるだろう。
展覧会「内藤礼」
会期:2020年11月27日(金)〜12月26日(土)
会場:タカ・イシイギャラリー
住所:東京都港区六本木6-5-24 complex665 3F
営業時間:12:00〜18:00
定休日:日・月・祝祭日
観覧料:無料
【問い合わせ先】
タカ・イシイギャラリー
TEL:03-6434-7010