「麻布台ヒルズ」虎ノ門・麻布台の再開発で新しい街、高さ約330mの超高層ビルに商業施設やホテル

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森ビルが手掛ける新しい街「麻布台ヒルズ」が虎ノ門・麻布台に2023年に誕生。広大な中央広場を街の中心に据えた、オフィス、住宅、ホテル、インターナショナルスクール、商業施設、文化施設などからなる新たな都市が創られる。

新しい街「麻布台ヒルズ」が誕生

「麻布台ヒルズ」は、森ビルがこれまでの「ヒルズ」で培ったすべてを注ぎ込んだ“ヒルズの未来形”として誕生する街。「アークヒルズ」に隣接し、「六本木ヒルズ」と「虎ノ門ヒルズ」の中間に位置する虎ノ門・麻布台地区を舞台に、「六本木ヒルズ」に匹敵するスケールとインパクトの新たな街を創出する。

“広場”のような街を創出

「麻布台ヒルズ」虎ノ門・麻布台の再開発で新しい街、高さ約330mの超高層ビルに商業施設やホテル｜写真15

「麻布台ヒルズ」のコンセプトは、「緑につつまれ、人と人がつながる『広場』のような街 “Modern Urban Village”」。「暮らす」「働く」「集う」「憩う」「学ぶ」「楽しむ」「遊ぶ」など、人々の様々な営みがシームレスにつながる場所を目指す。

中央広場や高さ約330mの超高層タワー

「麻布台ヒルズ」では、街の中心に約6,000㎡の広さを誇る緑豊かな中央広場を配置。その周りに3棟の超高層タワーを建設する。

最も高いタワーは約330mとなり、商業施設やホテルブランデッドレジデンス「アマンレジデンス東京」、約700人の生徒が在籍する都心最大規模のインターナショナルスクール「ブリティッシュ・スクール・イン東京」、オフィス、医療施設が入居。その他のタワーには、世界初のアマンの姉妹ブランド「ジャヌ」のホテルや住宅、オフィスを備える。

さらに、スパやフィットネスクラブ、レストランやフードマーケットといったさまざまな施設のほか、お台場で人気を博した「森ビルデジタルアートミュージアム：チームラボボーダレス」も移転オープンする。

■A街区
高さ約330メートルのA街区には、低層部に商業施設、中層部にオフィス、最上部にはホテルブランデッドレジデンス「アマンレジデンス東京」が入る。また、都心最大規模のインターナショナルスクール「ブリティッシュ・スクール・イン東京」も併設する。

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■B-2街区
B-2街区の1階から13階には、世界初のアマンの姉妹ブランド「ジャヌ」のホテルが誕生し、国内外からのゲストを迎え入れる。また、14階より上には、「ジャヌ」と連携したサービスも利用できる住宅が入る。

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■B-1街区
B-1街区には、6階から64階まで約170戸のサービスアパートメントを含む約970戸の住宅を計画。さらに、ジム、シアター、キッズルーム、飲食ラウンジ、スタディルーム、パーティラウンジ、ゲストルーム、BBQテラスを設け、共有施設を充実させる。なお、3階から5階まではオフィスが入る予定。

「麻布台ヒルズ」虎ノ門・麻布台の再開発で新しい街、高さ約330mの超高層ビルに商業施設やホテル｜写真4

■約150店舗がエリア全体に広がる商業施設
緑に包まれる環境の中には、ファッション、ビューティー、カルチャー、アート、ウェルネスなど多岐にわたる約150店舗の商業施設を設ける。また、中央広場の地下には、約4000㎡を誇る大規模なフードマーケットが誕生する。

■ミュージアム＆ギャラリーなどの文化施設
森ビルは六本木ヒルズの森美術館やアークヒルズのサントリーホールなど、これまでも数多くの文化・芸術施設を手掛けてきた。「麻布台ヒルズ」では、「街全体をミュージアム」とするというコンセプトのもと、「森ビルデジタルアートミュージアム：チームラボボーダレス」やギャラリーを中心に、オフィス、住宅、ホテルのロビーや広場など、あらゆる場所にアートを展開する。

■都心最大級のインターナショナルスクール
都心にありながら豊かな環境で学ぶための学校として、都心最大級の生徒数を誇るインターナショナルスクール「ブリティッシュ・スクール・イン・東京(THE BRITISH SCHOOL IN TOKYO)」を誘致。創立30年の歴史を有し、英国式の教育カリキュラムを提供する同校が、国際感覚に優れた、未来を担う子どもたちを育んでいく。

■交通網も整備
「麻布台ヒルズ」が位置するエリアは、桜田通り、外苑東通り、麻布通りに囲まれた中にありながら、東西を貫通する道路が未整備であり、南北方向の主要な道路である通称「尾根道」は外苑東通りに抜けることができないなど、交通網が長年の課題とされてきた。

今回の「麻布台ヒルズ」の誕生により、東西と南北の道路が整備され、交通ネットワークが大幅に拡充される。さらに六本木一丁目駅と神谷町駅を結ぶ歩行者ネットワークを整備することで、周辺地区を含むエリア全体の回遊性を向上する。

トーマス・ヘザウィックら一流クリエイターが手掛ける街

「麻布台ヒルズ」には、世界の一流のトップクリエーターが集結し、一丸となって計画全体を練り上げた。低層部のユニークな建築とランドスケープはロンドンオリンピックの聖火台を手掛けたトーマス・ヘザウィック。3棟の超高層タワーは建築家シーザー・ペリで知られるPCPA。また、日本からは藤本壮介が商業エリアのデザイナーとして参加した。

【詳細】
「麻布台ヒルズ」
事業名称：虎ノ門・麻布台地区第一種市街地再開発事業
事業者：虎ノ門・麻布台地区市街地再開発組合
所在地：東京都港区虎ノ門5丁目、麻布台1丁目および六本木3丁目の各地内
区域面積：約8.1ha(施行地区面積)
敷地面積：約63,900㎡(約19,330 坪)
延床面積：約861,500㎡(約260,000 坪)
主要用途：住宅(約1,400戸)、事務所(約213,900㎡)、店舗(約150店)、ホテル(約120室)、インターナショナルスクール(約14,000㎡、ブリティッシュ・スクール・イン・東京(予定))、中央広場(約6,000㎡)、文化施設(約9,000㎡)、予防医療センター(約3,600㎡)等
緑化面積：約2.4ha
駐車場：約1,880 台
事業費：約5,800 億円
着工：2019年8月
竣工：2023年(予定)