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展覧会「世界の絣(かすり)」文化学園服飾博物館で、約20か国の"絣"ドレスや着物などが集結

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展覧会「世界の絣(かすり) Ikat Textiles from the World」が、文化学園服飾博物館にて開催される。期間は2019年6月14日(金)から9月10日(火)まで。

展覧会「世界の絣(かすり)」文化学園服飾博物館で、約20か国の"絣"ドレスや着物などが集結 | 写真
サリー:パトラ(部分) インド 19世紀末~20世紀初め

絣とは、古来より世界各地で行われてきた染織技法の1つ。あらかじめ織り糸を染め分けた後に織りあげるという技法で、境目がかすれたような、柔らかな雰囲気の模様が特徴だ。

絣には、経糸に染めを施す経絣(たてがすり)、緯糸に施す緯絣(よこかずり)、経緯両方向に施す経緯絣(たてよこがすり)といった種類がある。生み出されるパターンも、素朴な幾何学文様から複雑で精緻な絵画文様までさまざまな表現が存在する。

展覧会「世界の絣(かすり)」文化学園服飾博物館で、約20か国の"絣"ドレスや着物などが集結 | 写真 展覧会「世界の絣(かすり)」文化学園服飾博物館で、約20か国の"絣"ドレスや着物などが集結 | 写真
デイ・ドレス フランス 1860年頃、着物 大和地方または近江地方 明治時代後期-大正時代

展覧会「世界の絣 Ikat Textiles from the World」では、日本、アジア、ヨーロッパ、アフリカなど約20か国の多様な絣を紹介。絣という染織技法に注目することで浮かび上がる、それぞれの地域の特色に迫る。

展示物は日本の大和地方または近江地方で、明治時代後期から大正時代に作られたとされる着物や、フランスで1860年頃に仕立てられたクラシカルなデイ・ドレスなど。その他にも、1925年頃のヨルダンの女性用衣装や、20世紀初期のカンボジアの儀礼用掛布・ビダンなどが並べられ、観覧者は時代も地域も異なる様々な絣表現を見比べることができる。

【詳細】
「世界の絣 Ikat Textiles from the World」
会期:2019年6月14日(金)~9月10日(火)
開催場所:文化学園服飾博物館
住所:東京都渋谷区代々木3-22-7 新宿文化クイントビル1F
開館時間:10:00~16:30(6月21日、7月12日は19:00まで。入館は閉館の30分前まで)
休館日:日曜日、祝日
※8月9日~8月18日は夏期休館 ※8月4日(日)、25日(日)は開館
入館料:一般500円、大高生300円、小中生200円
※20名以上の団体は100円引き、障がい者とその付添者1名は無料
ギャラリートーク:7月6日(土)、8月3日(土) 13:30~(12:30より受付順30名)

【問い合わせ先】
文化学園服飾博物館
TEL:03-3299-2387

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