H&M(エイチ&エム)とモスキーノ(MOSCHINO)のコラボレーションによる「MOSCHINO [tv] H&M」コレクションが、2018年11月8日(木)より世界各地のH&M限定店舗およびオンラインストアにて発売される。
今回のコラボレーションは、ジジ・ハディッドからクリエイティブディレクターであるジェレミー・スコットへのインスタグラムのライブコールを通じて発表。ジジ・ハディッドとジェレミー・スコットは「MOSCHINO [tv] H&M」コレクションを纏って登場した。
「MOSCHINO [tv] H&M」コレクションでは、メンズ・ウィメンズウェア共に展開。チェーン柄やCDディスク柄などをあしらった、ブランドらしい遊び心溢れるアウターや、Tシャツが展開されるほか、ディズニーの人気キャラクターをモチーフにしたアイテムも登場する。
11月8日(木)の発売に先駆け、ジェレミー・スコットと、H&Mクリエイティブ・ディレクターのアン=ソフィー・ヨハンソンにインタビューを実施することができた。
自身のクリエーションの原動力になっているものは何ですか。
デザイナーの僕にとって、多くの人が僕の作った洋服を愛して、身につけてくれる事が何より嬉しいことで、それがクリエーションの原動力でもあります。誰かが僕のデザインを着ているのを見るたびに、自分でもびびっちゃうくらい感激して、それが喜びにつながる感覚がたまらない。
H&Mとコラボレーションする理由を教えてください。
僕が多くの人々のためにいるデザイナーだから。今よりももっと多くの人たちに、僕の服やデザインを着てもらいたい、そのためのアイデアを考えることが大好きです。モスキーノがH&Mとコラボレーションをするなんて最高のニュースで、聞いた時にはものすごく興奮しました。このコラボレーションは普通ならあり得ない、素晴らしいご褒美のようなもの。みんながこの洋服を着てくれたら、僕はとてもハッピーです。
MOSCHINO [tv] H&Mを創り上げる上で、意識したことを教えてください。
MOSCHINO [tv] H&Mをデザインしている時、頭の中は"ストリート"でいっぱいでした。僕が求めていたのはアーバンなスタイル、ハイとローのミックス、ブリンブリンとポップのミックス、本物のイタリアングラマー...そしてそれら全てにユーモアをプラスしたもの。全てにパンチの効いた、100%僕、100%モスキーノなデザインにしたかった。何より、今までで1番モスキーノらしいコレクションにしようと意識していました。
MOSCHINO [tv] H&Mの中で、特にお気に入りのアイテムを教えてください。
その質問だけはしないで欲しかった!実はみんなにそう聞かれるんだけど...難しすぎるよ。だって全てのアイテムが僕のかわいい子供だから、どれかひとつなんて選べない!でも、せっかく聞いてもらったから1つ選びます。選んだところで次の瞬間には気が変わってしまうと思うけど。クロップドパッデッドジャケットかな。丈があまりにも短くて脇の下くらいまでのやつ。スタイルに区切りをつけるような、面白くてスペシャルなアイテムです。
H&Mとのコラボレーションで得られた、印象的な出来事はありましたか。
H&Mが、僕の愛するモスキーノの作品のうち、これまで世に出すことができなかったデザインを形にしてくれたこと。本当に嬉しかったよ。例えば南京錠をモチーフにしたパッドロック バッグは、本当にスペシャルな作品なんだけど、H&Mは見事に息を吹き込んでくれた。ファンのみんなが世界中で持ってくれるのを、早く見たいな。
H&Mが毎年様々なブランドとコラボレーションする理由を教えてください。
H&Mのメンバーは、クリエイティブな人同士が集まって起こる"何か"が大好きだからです。異なるクリエイティブな才能を組み合わせて新しい特別な何かを作り出す、そんなコラボレーションの力を私達は愛して止みません。2004年のカール・ラガーフェルド(Karl Lagerfeld) との初代コラボレーションに始まった歴代のH&M×デザイナーコレクションを振り返ってみても、その力は本当に素晴らしいものだと感じます。
コラボレーションを始めた当時は、なぜデザイナー達がH&Mとタッグを組むのかを、世間は不思議がっていました。ファッション業界でコラボレーションがこれまでに無いほど盛んに行われるようになった今、私達にとっても今まで以上にその力が不可欠なものになっています。
毎年コラボレーションを楽しみにしているファンがたくさんいますね。
私達は、みなさんが本当にファッションを愛していることを知っています。そして、普通だったら絶対に着ることができない服が買えるこのチャンスを喜んでくれていることも。お客様に真に特別な体験をしてもらえるということは、私達にとってとても大切なことで、毎年のコラボレーションはファッションをお祝いするようなものなのです。