コーチ(COACH)の2025年冬コレクションが発表された。
今季のコーチは、クリエイティブ・ディレクターであるスチュアート・ヴィヴァースが感じる「着飾ることのワクワク感」を表現している。幼い頃の兄とスチュアートのお揃いの服や高校時代に祖母と作ったクラブ用の服、現在子どもたちと一緒に遊んでいる王冠やマントなど、ドレスアップすることの楽しさを回顧しながら、アメリカンスタイルと融合させたコレクションを展開する。
今季を象徴するのは、日常とホリデーシーズンを行き来するような、アメリカンクラシックとドレスアップスタイルの掛け合わせ。ドット刺繍を施したシアードレスには、ストリート感あるバギーなデニムパンツ、蝶が羽ばたくロマンチックなチュールスカートには、スエードのウエスタンシャツをスタイリングした。
メンズのスタイリングも同様だ。たとえば、ボックスシルエットのアメリカンクラシックなブレザーは、ポップなドット柄やチェック柄で新たな息吹を吹き込んだ。スエードを用いたウエスタン調のジャケットやシャツは、アメリカ西部のノスタルジックなムードを彷彿とさせる。
またシアリング素材のロングコートは、まるで自らが動物に変身したかのような気分へと誘う。ディズニーの「プルート」モチーフのニットやトップスも、存在感を放つ。
バッグは、コーチの初代デザイナーであるボニー・カシンによるアーカイブをモダンに再解釈。中でも、レザーバッグ「ダブル エントリー サッチェル」は、煌びやかなメタリックゴールドやレッドで提案している。タイガー・ゼブラ・レオパート柄のアニマルプリントを纏った「ソーホー スニーカー」のほか、王冠や杖、ぬいぐるみ型バッグチャームなど、ファンタジックなアクセサリーも目を惹く。