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「難しいからトライした」と彼女は語るが、最初の展示会では上々の反響があり、クラネの第一歩は順調にすすんだ。そして、クラネを育てる傍らで、松本は新しいステップを踏み出す。それがメンズライン「クラネ オム」の立ち上げである。

クラネ オムを立ち上げようと思ったきっかけは何でしたか。

クラネの展示会でも男性の方が来て下さることが多く、「メンズっぽくていいね」という言葉もいただいていました。今度コラボレーションが決定した藤原ヒロシさんもファーストコレクションのMA-1を着てくださっていて、そういった反応があったっていうのがローンチに至ったひとつの理由。

でも、本当は結構気まぐれで始めました(笑)。エモダでは社長じゃなかったですし、すべての権限があるわけじゃなかった。ここは自分が思い立ったらすぐできる状況で、メンズはいつかやりたいとは思っていたことのひとつだったので、それがやっと形になった感じですね。

 
クラネ オムの初シーズン(2016-17年秋冬コレクション)より

クラネ オムでは、“クラネを着た女性をエスコートする男性”を想い描いたとありますが、具体的にはどういう人物像でしょうか。

海外での買い付けの際、展示会で必ずメンズの洋服は見るようにしていました。また、街中を歩く男性も日本のテンションとは少し違って、すごくおしゃれだなと感じていたんです。だから、ディレクションするときに思い浮かべたのは外国の男性。

クラネ オムには、隣にいる女性を上回るような激しいデザインのアイテムはないので、女性を引き立てつつ自身もワンポイントでおしゃれを楽しむ大人な男性がイメージです。

ご主人のことは思い浮かばなかったですか。

やっぱり想像の中にはありました。修正のフィッティングのときには夫に全て着てもらいましたし。身長が高いので多少の調整は必要ですが、サイズもだいたい丁度いいんですよね。

少し話は逸れますが、ご主人とのお付き合いはかなり長いんですよね。

結婚したのが、出逢って10年目の年。いろいろありましたが、夫とはかれこれ13~14年ぐらい一緒にいますね。大阪で一人暮らしを始めた高校生の時から同棲しているので本当に長い付き合いです。

上京前、私が大阪にそろそろ飽きてきたなと思っていて「東京いきたいから何とかして!」みたいなことを言っていたことがあって。そしたら偶然、急に彼の東京行きが決まったんです(笑)。すぐに2人で東京に行きました。

今思えば、こうやって自分の人生の大きい転機にいつもそばにいてくれて、それがいつもいい方向に向かっていたことが、私にとって本当に大きなことかもしれないですね。いろんな意味で、彼とは一緒にいられてよかったと思います。

ご主人だけでなく、お子さんとも仲睦まじいお写真、SNSなどでもファンの方に公開されていますよね。家族と過ごす時間はいかがですか。

今は、子供がとにかく可愛くて、ちゃんと時間を作ってあげたいと常に思っています。私の帰りが遅くなった時は、夫が家にいてくれますし。彼も会社をしているので、彼がいないときは私がっていう風に、お互い時間を作り合って育児や家事を交代制にしています。

休日は、できるだけ子供たちと遊びに行きますね。最近だと、一緒にディズニーランドへ行ったり、知人の家にバーベキューしにいったり、次の休みには会社のみんなと家族連れの大人数でバーベキューに行く予定です。今、妊娠していることもあって動けるときに動いておきたいっていう気持ちもありつつ……。

もうすぐ2人目のご出産。仕事をしながらの育児は大変ではないですか。

育児は楽しいし、全く苦ではないです。

それに、仕事だけしていても幸せじゃないとも思うんです。もし、私が結婚していなくて夫も子供もいない状態だったら、それは理想ではないですし。私にとって、家族の存在は本当に大きいですから。

仕事と家庭を両立する秘訣を教えてください。

仕事は仕事、家庭は家庭って割り切っているのが良いのかもしれないです。

例えば、出産ってなると2~3か月はどうしても会社の席を開けることになってしまう。たぶん仕事は気になるとは思うんですけど、1人目を生んだ時の経験上、それどころじゃなくなりそうな気がします。だからその間は、私の右腕に全てを託すつもりでいます。

会社には社員たちがいて、家には旦那や子供がいて…。仕事をすることで自分だけが幸せになるのではなくて、周りの人達にも潤ってほしいですしね。こうしていろんなことを続ける上で、みんなが幸せになれる場所であればいいなと思っています。


普段持ち歩くもの小物はブラックカラーがメイン
中には、クラネの
アイフォンケースも

色々な人に支えられながら、生き生きと仕事を続ける彼女。おそらく、仕事も育児も楽しいと思えるのは、難しいことに常に野心的に取り組む強さがあるからだろう。最後にこれからの展望について聞いた。

今後の目標はありますか。

自分がやりたいって思うことを、ただ単純にやるだけ。

私、飽きっぽくて。ある程度成し遂げるとそこにいるよりはまた新しいことをしてみたくなってしまうんです。そんなときに自分が本当に現実的に可能なのかを考えて、できると思ったらあとは突き進むっていう感じです。

ファッション業界を突き進んでいく中で、今までの多様な経験をどう活かされているのでしょうか。

長い販売員経験を通じて、じかにして時代の流れを読み取りながら、新しいものを提案しつつも、皆様が求めているものもしっかりと取り入れることができるのではないかと思っています。どんな人でも、遊びのときも仕事のときも、そして育児のときも着られるような、なるべくリアルに近い服の提案。背景には、いつも“お客様”の存在があるのかもしれないですね。

着用アイテム
MA-1:フラグメント×クラネ
ワンピース:クラネ 2016-17年秋冬コレクション

【松本恵奈 プロフィール】
1985年11月23日生まれ。三重県出身。
リエンダ心斎橋店のショップ店長、ファッション雑誌『ViVi』の読者モデルとして活躍のち、2009年には自身がプロデュースするブランド「EMODA」立ち上げ。ブランドを運営する傍ら、数多くの女性誌にも度々登場し、20代~30代女性の支持を獲得する。2015年1月に同職から退任。2015年にはCLANE DESIGN株式会社を設立し、新ブランド「クラネ」をスタート。

プライベートでは、2013年に10年間の交際期間を経て結婚し、同年に長女を出産する。

Photos(13枚)

クラネ 松本恵奈にインタビュー - 販売員からデザイナーへ、洋服に込める等身大の自分|写真1 クラネ 松本恵奈にインタビュー - 販売員からデザイナーへ、洋服に込める等身大の自分|写真2 クラネ 松本恵奈にインタビュー - 販売員からデザイナーへ、洋服に込める等身大の自分|写真3 クラネ 松本恵奈にインタビュー - 販売員からデザイナーへ、洋服に込める等身大の自分|写真4 クラネ 松本恵奈にインタビュー - 販売員からデザイナーへ、洋服に込める等身大の自分|写真5 クラネ 松本恵奈にインタビュー - 販売員からデザイナーへ、洋服に込める等身大の自分|写真6 クラネ 松本恵奈にインタビュー - 販売員からデザイナーへ、洋服に込める等身大の自分|写真7 クラネ 松本恵奈にインタビュー - 販売員からデザイナーへ、洋服に込める等身大の自分|写真8 クラネ 松本恵奈にインタビュー - 販売員からデザイナーへ、洋服に込める等身大の自分|写真9 クラネ 松本恵奈にインタビュー - 販売員からデザイナーへ、洋服に込める等身大の自分|写真10 クラネ 松本恵奈にインタビュー - 販売員からデザイナーへ、洋服に込める等身大の自分|写真20 クラネ 松本恵奈にインタビュー - 販売員からデザイナーへ、洋服に込める等身大の自分|写真28 クラネ 松本恵奈にインタビュー - 販売員からデザイナーへ、洋服に込める等身大の自分|写真29

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