ズッカ 2026年春夏コレクション - 日常に根ざす新しい“ワークスタイル”
ズッカ(ZUCCa)の2026年春夏ウィメンズ&メンズコレクションが2025年11月19日(水)に発表された。
日常に根ざす軽やかなワークウェア
今季は、馬場賢吾がデザイナーに就任して初めて手がけるコレクション。ズッカの軸にある日常着としてのワークスタイルに、馬場ならではの視点で再解釈したウェアを提案する。キーワードとして掲げたのは、”NEW WORK”。ワークウェアの持つタフな労働のイメージをシフトさせ、軽やかで伸縮性のある、現代の生活に馴染むリアルクローズに仕上げた。人が行き交う街をイメージしたらせん状のランウェイに、風をはらんでなびく軽快なルックが次々に登場した。
ギャザーを寄せたウェア
象徴的なのは、ウエストにギャザーを寄せることでメリハリをつけ、フェミニンなフォルムに仕上げたナイロンブルゾンやシャツ、デニムのジャンプスーツ。ワークディテールを踏襲しつつも、袖に程よくふくらみを持たせ、ソフトなムードに引き寄せている。
シワ感やドレープで軽やかに
軽やかさを演出しているのは、柔らかな質感の生地。クラシカルなステンカラーコートにはシワ感を施し、抜け感のある印象に。構築的なシルエットのドレープパンツは、透けるような薄手の生地で仕立てた。サイドに配した大胆なタックが、動きのある柔らかな表情を生み出している。
生命力を象徴するボタニカルプリント
コレクションの中でも一層目を引くのは、華やかなボタニカル柄。ロングコートの裾には、野原に根を張る花々を大胆にプリントした。管理下で咲く儚げな花ではなく、野生下で空に向かって伸びる力強い草花を描くことで、人間の生命力を表現している。
パターンを組み合わせて遊び心を
また、ペイズリー柄とチェック柄を組み合わせたり、色違いのドット柄を切り替えたりと、遊び心溢れるシャツがバリエーション豊かに登場。袖や左右の身頃、襟などに変化をつけており、見る角度によって新鮮な表情を楽しめる。
締めくくりは“ブルーカラー”で
パステルピンクのスウェットジャージやライトイエローのテーラードジャケット、パープルのシースルトップといった淡く爽やかなカラーが彩るコレクションを締めくくったのは、鮮やかなロイヤルブルーのワークシャツ。リラクシーでモダンなフィットのシャツに、伝統的な作業服を象徴する“ブルーカラー”を反映することで、コレクションのキーワードである「NEW WORK」を体現した。
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