「金曜ロードショーとジブリ展」大分で、“名作の主人公になれる”没入型展示

「金曜ロードショーとジブリ展」が、2026年1月17日(土)から3月31日(火)まで、大分県立美術館にて開催される。東京・寺田倉庫でも開催された巡回展だ。

スタジオジブリと「金曜ロードショー」の歴史を辿る

「金曜ロードショーとジブリ展」大分で、“名作の主人公になれる”没入型展示|写真1

高畑勲や宮﨑駿らによる名作アニメーションを世に送り出してきた、スタジオジブリ。日本テレビの映画番組「金曜ロードショー」では、これまで200回以上にわたりスタジオジブリ作品を放送してきた。

『風の谷のナウシカ』など名作の魅力に迫る

「金曜ロードショーとジブリ展」は、スタジオジブリ作品が放送された時代ごとの記憶と記録を振り返りながら、その歴史と魅力に迫る展覧会。会場には、初放送の『風の谷のナウシカ』をはじめとした数々の作品が登場し、これまで語られることのなかった秘密が明かされるほか、作品世界へ飛び込める空間も展開する。

“主人公になりきる”没入型展示「ジブリ映画ポスタースタジオ」

※東京展での開催の様子
※東京展での開催の様子

見どころは、“作品の主人公になりきれる”没入型展示。『魔女の宅急便』『もののけ姫』『千と千尋の神隠し』『猫の恩返し』『崖の上のポニョ』の5作品のポスターが立体的に再現される。ポスターの中に飛び込んで、主人公になった気分で写真撮影が楽しめるのが魅力だ。

『風の谷のナウシカ』“腐海”を表現

※東京展での開催の様子
※東京展での開催の様子

広大な空間に現れるのは、『風の谷のナウシカ』に登場する“腐海”を表現した空間。造形作家・竹谷隆之らが手がけた圧巻のクオリティの王蟲や大王ヤンマ、ムシゴヤシなどが出迎える。

光&音楽が織りなすジブリの世界「ジブリの幻燈楼」

※東京展での開催の様子
※東京展での開催の様子

ジブリ映画の世界観を音と光に包まれる幻想的な空間も見どころ。どこかノスタルジックな雰囲気の装置「幻燈」は、キャラクターをモチーフにしたガラスに光を当て、壁などに拡大映像を投影する仕組み。光で描かれたジブリの世界と音楽が織りなす空間に没入できる。

スマホにAR世界が出現

より一層展示を楽しみたい人は、無料の専用アプリ「SATCH X」をスマートフォンにダウンロードするのがおすすめ。会場内にある「ARマーカー」を読み込んで会場を写すと、ARの不思議な世界が出現する。

たとえば、「王蟲」の展示場所にあるARマーカーを読み込むと、迫力満点の王蟲たちが出現。『借りぐらしのアリエッティ』のポスターの前では、アリエッティと同じ目線で巨大な植物や虫たちがあふれる世界が現れる。画像や映像はスマートフォンに保存できるので、作品の中に入り込んだかのような不思議な写真を撮影してみて。

【詳細】
展覧会「金曜ロードショーとジブリ展」
開催期間:2026年1月17日(土)〜3月31日(火)
開館時間:10:00〜19:00(金・土は20:00まで、入場は閉館の60分前まで)
休館日:なし
会場:大分県立美術館 1階
観覧料:一般 1,900円、中高生 1,500円、小学生 1,000円、未就学児 無料
チケット販売所:公式オンラインチケット、ローソンチケット、日テレゼロチケ
販売期間:2025年11月17日(月)〜
※日時指定予約制。事前に日時指定券を購入の上、来場。
※身体障がい者手帳・療育手帳・精神障がい者保健福祉手帳の提示者と付添者(1名)は無料。要オンライン予約。
※団体料金なし。
※大分県芸術文化友の会 びび KOTOBUKIとTAKASAGOは無料(1回まで)。要オンライン予約。

Photos(1枚)

「金曜ロードショーとジブリ展」大分で、“名作の主人公になれる”没入型展示|写真1

Photos(1枚)

「金曜ロードショーとジブリ展」大分で、“名作の主人公になれる”没入型展示|写真1