木暮大介…生瀬勝久
神尾英一の殺人事件を追う県警の警部。犯行現場に現れた被害者の弟・武史にマジックでやり込められ、それ以来警戒心を抱いている。
九重梨々香…岡崎紗絵
真世の中学時代の同級生。中学時代はクラスのマドンナ的存在であり、今は東京の広告代理店に勤めるプライドの高い女性。学生時代には見向きもしなかった釘宮が漫画「幻脳ラビリンス」を大ヒットさせた瞬間に態度を豹変し、今は釘宮のマネージャーを気取っている。
杉下快斗…犬飼貴丈
真世の中学時代の同級生。容疑者リストに名を連ねる男。中学時代はエリートというあだ名で呼ばれており、現在は東京でIT企業を経営する青年実業家。既婚者。中学時代の同窓会を企画している。
中條健太…伊藤淳史
真世の婚約者。真世の同じ会社の7つ上の先輩。
柏木広大…木村昴
真世の中学時代の同級生。有力企業「柏木建設」の社長息子で、地元で幅を利かせているガキ大将。釘宮が手掛けた大ヒット漫画「幻脳ラビリンス」による町おこしを企画する中心人物。
原口浩平…森永悠希
真世の中学時代の同級生で、地元の酒屋「原口商店」店主を務める。英一の事件の第一発見者。柏木たちに内緒で、「幻脳ラビリンス」とのコラボ銘酒を作ろうと動き、英一に相談していた。
牧原悟…秋山寛貴(ハナコ)
真世の中学時代の同級生で、地元の地方銀行「三つ葉銀行」に勤める。勤務先の三つ葉銀行にとって柏木建設は重要顧客ということもあり、学生時代と変わらず、柏木には頭が上がらない。
映画『ブラック・ショーマン』のテーマソングは、福山雅治が書き下ろした新曲「幻界」。主人公・神尾武史がベガスの舞台に立っていた頃の登場曲をイメージして制作された。タイトルの「幻界」は、幻のような景色を生み出すトップマジシャンとしての武史の姿と、現実と非現実の狭間を攻めるマジシャンとしての矜持を、同じ読みの“限界”にかけたダブルミーニングとなっている。
監督を務めるのは、「コンフィデンスマンJP」シリーズを手掛けた田中亮。小説「ブラック・ショーマンと名もなき町の殺人」を初めて読んだ時に感じた疾走感と高揚感を、映像でも表現したいと語っている。
元中学校教師である神尾英一が何者かに殺された。2か月後に結婚を控えていた神尾真世は、父・英一の突然の訃報を受け、実家のある町に戻る。その町はコロナウイルスの蔓延以降、観光客も遠のき、活気を失ってしまっていた。そんな折に起こった殺人事件。教師として多くの教え子から慕われていた英一はなぜ殺されなければならなかったのか……。
真実を知りたいと願う真世の前に現れたのは、叔父の神尾武史。 卓越したマジックと手癖の悪さ、メンタリスト級の巧みな人間観察&誘導尋問を武器にして、武史は、姪・真世と共に、大切な家族が殺された殺人事件の謎に挑む。
【作品詳細】
『ブラック・ショーマン』
公開日:2025年9月12日(金)
監督:田中亮
脚本:橋本夏
出演:福山雅治、有村架純、成田凌、生田絵梨花、木村昴、森永悠希、秋山寛貴、犬飼貴丈、岡崎紗絵、森崎ウィン、丸山智己、濱田マリ、伊藤淳史、生瀬勝久、仲村トオル
原作:東野圭吾「ブラック・ショーマンと名もなき町の殺人」(光文社文庫刊)
配給:東宝