ブレンダン・フレイザーの主演映画『レンタル・ファミリー』が、2026年に公開される。監督はHIKARIが務める。
映画『レンタル・ファミリー』の舞台は日本。東京で暮らす落ちぶれたアメリカ人俳優フィリップが、日本の“レンタル・ファミリー会社”に雇われたことをきっかけに、「他人の人生の中で演じること」を通して自分自身を見つめ直していく物語を描いたドラマだ。フィリップが“仮の役割”を演じることで思いがけず、自身の生きる喜びを発見する様が描かれる。
主演に迎えるのは、アメリカインディアナ州出身の俳優、ブレンダン・フレイザーだ。1999年から続いた『ハムナプトラ』シリーズでの主演や、ダーレン・アロノフスキー監督の映画『ザ・ホエール』で、第95回アカデミー賞主演男優賞を受賞したことで知られる。2023年にはマーティン・スコセッシが監督を務めた西部劇サスペンス『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』にも出演している。
また、共演には、ドラマ「SHOGUN 将軍」や『グランツーリスモ』、『G.I. ジョー:漆黒のスネークアイズ』にも出演する平岳大と、『座頭市』『カンゾー先生』をはじめ、多彩な作品で存在感を放ち続けている柄本明、そして山本真理が名を連ねている。彼らがブレンダン・フレイザーとどのような役柄で共演を果たすのか、期待が高まる。
本作で監督を務めるHIKARIは、大阪市出身の映画監督、脚本家、カメラマン、プロデューサー。2019年、長編デビュー作『37セカンズ』にて、第69回ベルリン国際映画祭パノラマ部門の観客賞、国際アートシネマ連盟賞を受賞した経歴を持つ。『37セカンズ』では、パートナーである撮影監督スティーヴン・ブレイハットが脚本を手がけ、本作『レンタル・ファミリー』でもタッグを組む。
なお、映画『レンタル・ファミリー』は、第50回トロント国際映画祭でワールドプレミア上映されることに。トロント国際映画祭は、この10年の間、観客賞受賞作品が賞レースを席巻することでも知られており、今後の展開にも注目だ。
映画『レンタル・ファミリー』
公開時期:2026年
出演:ブレンダン・フレイザー、平岳大、山本真理、柄本明
監督:HIKARI
美術:磯田典宏
編集:トーマス・A・クルーガー
衣装デザイン:望月恵
ヘアメイク:百瀬広美
配給:ウォルト・ディズニー・ジャパン