ブレンダン・フレイザーの主演映画『レンタル・ファミリー』が、2026年に公開される。監督はHIKARIが務める。
映画『レンタル・ファミリー』の舞台は日本。東京で暮らす落ちぶれたアメリカ人俳優フィリップが、日本の“レンタル・ファミリー会社”に雇われたことをきっかけに、物語が動き出す。レンタル・ファミリーとは、報酬を得て、その人にとって大切な「家族」のような役割を“演じる”仕事。「他人の人生の中で演じること」を通して自分自身を見つめ直し、思いがけず自身の生きる喜びを発見する様が描かれる。
撮影はすべて日本で行われており、映画『レンタル・ファミリー』劇中にはネオンの輝く新宿也、上空から捉えた渋谷のスクランブル交差点、小田急線やJR沿線の東京の生活感溢れる風景が映し出される。また、天草や島原の美しい風景も見て取ることができるほか、結婚式や葬儀といった日本の独特の空気感が流れるセレモニーの場面や、チームラボ、神楽坂の化け猫フェスティバルなども映像に登場している。
主人公フィリップ…ブレンダン・フレイザー
東京に暮らす、アメリカ人中年男性の俳優。かつて、歯磨き粉のCMで一世を風靡し一躍人気者となるも、世間からはすっかり忘れ去られつつある。俳優としての仕事を細々と続けながら、東京で暮らす内にすっかり街に馴染んでいたが、ある日、ひょんなことから“レンタル・ファミリー”会社を経営する多田から仕事を依頼される。
多田…平岳大
レンタル・ファミリー会社で働く俳優の1人。フィリップを会社に雇い入れる。
愛子…山本真理
フィリップよりも先に、レンタル・ファミリー会社の俳優として働いていた。
柄本明…喜久雄
老優。
美亜…シャノン・ゴーマン
フィリップと父娘になる少女。
主演に迎えるのは、アメリカインディアナ州出身の俳優、ブレンダン・フレイザーだ。1999年から続いた『ハムナプトラ』シリーズでの主演や、ダーレン・アロノフスキー監督の映画『ザ・ホエール』で、第95回アカデミー賞主演男優賞を受賞したことで知られる。2023年にはマーティン・スコセッシが監督を務めた西部劇サスペンス『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』にも出演している。
また、共演には、ドラマ「SHOGUN 将軍」や『グランツーリスモ』、『G.I. ジョー:漆黒のスネークアイズ』にも出演する平岳大と、『座頭市』『カンゾー先生』をはじめ、多彩な作品で存在感を放ち続けている柄本明、そして山本真理が名を連ねている。