最新型アシスト・ロボットのロズが目覚めたのは、大自然に覆われた無人島。未来的な都市生活に合わせてプログラミングされた “彼女”は、野生の島では全く機能しない。動物たちの行動や言葉を学習し、徐々に未知の世界に順応しはじめたある日、“彼女”は雁の卵を見つけ、雛を孵かえすことに。「ママ!」そう呼ばれた瞬間、“彼女”の奥深くで、ある変化の兆しが現れる。ひな鳥を キラリと名付けたロズは、ハズレ者のキツネ・チャッカリの知恵を借りながら、食べる、泳ぐ、飛ぶという渡り鳥に必要なことを手探りで教えていく。
そしてキラリの旅立ちの日、ロズは彼の飛行をアシストするために全力で走り、飛び立った姿をいつまでも見つめ続けるのだった。しかし、動物たちと共生し優しさや愛情を理解しはじめたロズの前には、彼女が築いた居場所を引き裂くような危機が迫っていた。はたして、ロズと野生の島の運命は?!
映画『野生の島のロズ』は、ドリームワークス・アニメーションによるアニメーション映画。人間のいない島で偶然起動した最新型アシストロボットのロズに感情が芽生え、野生動物たちとともに島の危機を乗り越えていく姿を描く。監督・脚本はクリス・サンダース。ロズの声を、女優のルピタ・ニョンゴが演じる。