ホワイトマウンテニアリング(White Mountaineering)の2022年秋冬ウィメンズコレクションが発表された。

都市から自然に目を向けて

ウィメンズ・メンズ共に「服を着るフィールドは全てアウトドア」という、従来のブランドコンセプトに基づいた服作りを意識した今季。洋服を着ることで自然のある環境へも意識が向くような、エフォートレスなルックが展開された。

シティウェアとしての着回し

キーワードとなるのは、「インダストリアルとアウトドアの融合」。カジュアルなアイテムをシティウェアへと昇華する“着回し”が散見された。例えばチェックパターンを施したテーパードパンツは、ハーフネックのセットアップジャケットを合わせればミリタリーな雰囲気に。クリーンなホワイトシャツを合わせれば、フォーマルなスタイルへと表情を変える。

パレオ風テキスタイルはスカートとしての着用はもちろん、パンツとレイヤードして流れるようなシルエットを強調。重心を下に置きつつもすっきりとしたシェイプで、快適さとシティライクなムードを両立させた。

80-90年代を再構築

また、コレクションのベースとなったのが、1980～90年代のアウトドアウェア。クラシックな要素を残しつつアレンジを加えることで、モダンなアイテムへと再構築させた。身体にフィットしたシェイプ×程よい丈感のマウンテンジャケット、センターにテープを施してアクセントをプラスしたベスト、シアリングジャケットなどが揃う。

自然の淡さを取り入れて

カラーパレットは、ニュートラルな色味で統一。チャコールグレーのアウターやパーカーの他、暖かみのあるブラウンのトップスやベージュなどが並ぶ。グレーを基調としたケープには、淡いオレンジや深みレッドでボーダー柄をあしらった。

マテリアルには機能性の高いゴアテックス素材を多用。なお、今季はアグ(UGG)のシューズやダナー(Danner)のブーツ、グラミチ(GRAMICCI)やペンドルトン(PENDLETON)とのコラボレーションアイテムが登場する。