クレドール(Credor)の腕時計「ゴールドフェザー」から、多彩な漆芸を施したトゥールビヨンの限定モデルが登場。2025年10月24日(金)より世界限定10本で発売される。
セイコー(SEIKO)の薄型機械式時計の系譜を受け継ぎ、クレドールの名のもとに約60年ぶりに蘇った「ゴールドフェザー」。名前にあるフェザー(=羽根の名)が示す通り、極薄ケースと軽さ、優雅さを追求。「薄く」「軽やかで」「空気をはらみ」「艶やかで」「優美」をデザインコンセプトを掲げ、ドレスウオッチとしてのスペックとデザインを現代的にアップデートしている。
「ゴールドフェザー」の限定モデルでは、漆(うるし)に金粉などを蒔いて絵を描く技法「加賀蒔絵」(まきえ)の名手・田村一舟による緻密な漆芸を採用している。ダイヤル上の9時位置にあるトゥールビヨンキャリッジ(機構を収めたフレーム)を太陽に見立て、溢れるエネルギーが鳥の群れとなり、12時位置へ向かって飛ぶ光景をダイヤルで表現。キャリッジ周辺の装飾には蒔絵、ダイヤル内側の赤みを帯びた金色の鳥には切金(きりがね: 24金など極薄の金属を貼る技法)、外側の色鮮やかな鳥には螺鈿(らでん: 貝殻をはめ込む装飾技法)を用いている。
繊細にカーブしたダイヤル上へ漆を重ねながら、金、白蝶貝、夜光貝のかけらを貼り付け、研磨を繰り返すことで華やかな表情が生まれている。田村の真骨頂である高蒔絵(たかまきえ: 漆を盛り上げ立体感を出す蒔絵)でクレストマークと”CREDOR”ロゴ、さらに極細の”Goldfeather”ロゴまで描き込み、陰影と奥行きを際立たせた。
裏面では、大胆な彫金と漆芸によって、鳥が羽ばたく際に上昇力を生む”風切り羽”(かざきりばね)を表現。三日月形の夜光貝を用いた螺鈿に羽の輪郭を高蒔絵で重ね、神秘的な輝きを生み出した。
なお本モデルは、重力による精度誤差を抑えるトゥールビヨンムーブメントを搭載。搭載されている新ムーブメント「キャリバー6850」は、薄型手巻きトゥールビヨンムーブメント「キャリバー6830」を継承した厚さ3.98mmのコンパクト設計だ。パワーリザーブは、最大60時間を実現している。
商品詳細
クレドール ゴールドフェザー トゥールビヨン限定モデル
発売日:2025年10月24日(金)
限定数量:世界限定10本(国内7本)
品番:GBCF999
価格:25,300,000円
<仕様>
ケース:プラチナ950
ストラップ:クロコダイル
中留:ワンプッシュ三つ折れ方式中留 プラチナ950(一部プラチナ900)
ガラス:ボックス型サファイアガラス(内面無反射コーティング)
防水性能:日常生活用防水(3気圧)
ケースサイズ:外径38.6mm(りゅうず含まず)、厚さ8.6mm
■ムーブメント
メカニカルムーブメント キャリバー6850
パワーリザーブ:最大巻上時約60時間