舞台『みんな我が子』-All My Sons-が、東京・Bunkamuraシアターコクーンで2022年5月10日(火)から30日(月)まで、大阪・森ノ宮ピロティホールで6月3日(金)から8日(水)まで上演される。堤真一、森田剛、西野七瀬らが出演する。チケット発売日は、東京公演が3月27日(日)、大阪公演が5月8日(日)。
『みんな我が子』は、『セールスマンの死』や『るつぼ』などで知られる、20世紀を代表するアメリカの劇作家アーサー・ミラーによる戯曲。1947年にアメリカ・ブロードウェイで初演され、第1回トニー賞を受賞。その後も世界各国で上演され、1948年と87年には映画化もされた。
作品で描かれているのは、第二次世界大戦後のアメリカ合衆国に暮らす、一見円満そうなとある家族の“葛藤と崩壊”。たった1日の物語を捉えているにも関わらず、悲劇的なラストに至るまでに散りばめられた胸に刺さる台詞の数々は、今もなお多くの観客の心を揺さぶっている。
そんなアーサー・ミラーの傑作戯曲『みんな我が子』が上演されることに。キャストには、堤真一、森田剛、西野七瀬、大東駿介、山崎一、伊藤蘭といった実力派が名を連ね、人々を魅了し続けている“家族の物語”を届ける。
<登場人物>
ジョー・ケラー(堤真一)…家族のためにただひたすらに生きる父
ケイト(伊藤蘭)…戦争から戻らない次男ラリーの無事を信じ、家族を愛する母
クリス(森田剛)…ケラー家の長男
アン(西野七瀬)…ラリーの婚約者
ジョージ(大東駿介)…アンの兄
ドクター・ジム(山崎一)…ケリー家の隣人
なお、演出を務めるのは、2020年に上演された舞台『十二人の怒れる男』を手掛けたリンゼイ・ポズナー。1991年に上演した『死と乙女』にてイギリス演劇の最高峰ローレンス・オリヴィエ賞作品賞に輝いたポズナーが、アーサー・ミラーの傑作戯曲をどのように手掛けるのか期待が高まる。
第二次世界大戦後の特需景気に沸くアメリカ合衆国の地方都市の夏のある日。ジョー・ケラー(堤真一)は、飛行機の部品工場を経営し、戦争特需によって財を成し、家族で幸せそうに暮らしていた。しかし、戦争で行方不明となり、いまだ帰還しない次男ラリーの残像が、妻ケイト(伊藤蘭)をはじめ家族に暗い影を落としていた。
嵐の次のある晴れた朝。ジョーと隣人のフランクとドクター・ジム(山崎一)が談笑している。しかし、前夜の強風により、ラリーの記念樹が倒れてしまい、ケイトは不吉な予感に錯乱気味であった。そこに一家の幼馴染のアン・ディーヴァー(西野七瀬)が数年ぶりにケラー家を訪ねてくる。
長男クリス(森田剛)は、還らぬラリーの婚約者であるアンに密かに恋焦がれ、互いに弟と婚約者を失ったもの同士、躊躇いながらも次第に心を通わせていく。そこへアンの兄ジョージ(大東駿介)の突然の来訪。実のところケラー家とディーヴァー家には深い確執があり、ケイトがラリーの死を信じない本当の理由の根本もそこにあったのだ。
家族の知らない、知られたくない真実が語られ始める。
COCOON PRODUCTION 2022 DISCOVER WORLD THEATRE vol.12
『みんな我が子』-All My Sons-
作:アーサー・ミラー
翻訳:広田敦郎
演出:リンゼイ・ポズナー
美術・衣裳:ピーター・マッキントッシュ
出演:堤真一、森田剛、西野七瀬、大東駿介、栗田桃子、金子岳憲、穴田有里、山崎一、伊藤蘭、他
■東京公演
公演期間:2022年5月10日(火)~30日(月) 全25回
会場:Bunkamuraシアターコクーン
住所:東京都渋谷区道玄坂2-24-1
チケット発売日:2022年3月27日(日)10:00~※3月28日以降の販売は残席がある場合のみ取扱い有
チケット料金:S席11,000円 A席9,000円 コクーンシート5,500円(全席指定)
※コクーンシートは、特に見づらい席。
※未就学児童は入場不可。
チケットに関する問い合わせ先:Bunkamuraチケットセンター
TEL:03-3477-9999(10:00~17:00)
公演に関する問い合わせ先:Bunkamura
TEL:03-3477-3244(10:00~18:00)
■大阪公演
公演期間:2022年6月3日(金)~8日(水)
会場:森ノ宮ピロティホール
住所:大阪府大阪市中央区森ノ宮中央1-17-5
チケット発売日:2022年5月8日(日)10:00~
チケット料金:11,500円(全席指定)
問い合わせ先:キョードーインフォメーション
TEL:0570-200-888(11:00~16:00/日曜・祝日は休業)