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音楽劇『海王星』山田裕貴が悲恋の物語の主人公に、寺山修司による未上演作品を東京ほか全国で

音楽劇『海王星』が、2021年12月6日(月)から12月30日(木)まで渋谷・パルコ劇場で上演され、2022年1月より大阪、富山、仙台、名古屋ほかで地方公演が行われる。山田裕貴、松雪泰子、ユースケ・サンタマリアらが出演する。

寺山修司による悲恋の物語

音楽劇『海王星』山田裕貴が悲恋の物語の主人公に、寺山修司による未上演作品を東京ほか全国で|写真2

『海王星』は、寺山修司が劇団「天井棧敷」を結成する前の1963年に書き下ろした未上演の音楽劇。出港しない船上ホテルを舞台に繰り広げられる、父と息子と父の婚約者の悲恋の物語を描いている。

音楽劇『海王星』あらすじ
舞台は、戦艦の船底にある「北海岸ホテル」。
嵐で船出を先延ばしにされた怪しげな人々が集まり、かりそめのパーティーに興じている。
主人公・猛夫は一人落ち込んでいる。父、彌平の乗る船が嵐で難破し死んでしまったのだ。
悲しむ猛夫のもとに、父と再婚し、義母となるはずだった魔子が現れる。
彌平の思い出を語り合う内に惹かれ合う猛夫と魔子、しかし、死んだはずの彌平が、生還したことにより、悲恋へと舵を切る。恋仇となった仲の良い親子、さらに猛夫を慕う那美と悪魔的少女そばかすの存在が、3人の恋慕を悲劇的に加速させる。そして、魔子の心は揺れるまま、彌平との結婚式を迎える。物語は、この5人を軸に、ブルースを唄う老婆や昆虫採集の少女たちなど寺山修司的な登場人物が現れ、様々な心情を唄い踊り、物哀しい祝祭劇を彩っていく。

主人公・猛夫に山田裕貴

そんな未上演の音楽劇『海王星』が、豪華キャスト陣によってついに初演されることに。主人公・猛夫には、人気映画『東京リベンジャーズ』で東京卍會副総長・龍宮寺堅、通称ドラケンを演じた山田裕貴を抜擢。

彌平とその婚約者・魔子は、映画や舞台で活躍するユースケ・サンタマリアと松雪泰子がそれぞれ演じる。さらに、悪魔的少女そばかすに清水くるみ、猛夫を慕う那美に伊原六花を起用したほか、中尾ミエ、大谷亮介らも出演する。

眞鍋卓嗣の演出、志磨遼平のオリジナル楽曲で

演出は、第55回紀伊國屋演劇賞 個人賞、第28回読売演劇大賞優秀演出家賞を受賞した演出家・眞鍋卓嗣が担当。甘く哀しい祝祭劇を盛り上げる音楽は、寺山修司からの影響を大きく受けたというドレスコーズの志磨遼平が手掛ける。

作品詳細

PARCO PRODUCE2021 音楽劇『海王星』
上演日程:2021年12月6日(月)~12月30日(木)
会場:パルコ劇場
住所:東京都渋谷区宇田川町15-1 渋谷パルコ8階
チケット一般発売日:2021年10月上旬予定
作:寺山修司
演出:眞鍋卓嗣
音楽・音楽監督:志磨遼平(ドレスコーズ)
キャスト:山田裕貴、松雪泰子、清水くるみ、伊原六花、佐藤誓、冨永竜、山岸門人、澤魁士、眼鏡太郎、野々山貴之、内田慈、坪井木の実、白木原しのぶ、小山雲母、片桐美穂、金井美樹、島ゆいか、吉井乃歌、大谷亮介、中尾ミエ、ユースケ・サンタマリア

■地方公演
大阪、富山、仙台、名古屋ほか

Photos(2枚)

音楽劇『海王星』山田裕貴が悲恋の物語の主人公に、寺山修司による未上演作品を東京ほか全国で|写真1 音楽劇『海王星』山田裕貴が悲恋の物語の主人公に、寺山修司による未上演作品を東京ほか全国で|写真2

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