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■コミュニケーションの秘訣

本作では親子のコミュニケーションが描かれていますが、現場や日常的なコミュニケーションで特に意識していることはありますか?

道枝:僕は初めて会った人には自分から話しかけに行くタイプではないのですが、「しゃべりたいな」とは思っているんですよ。でもどうしゃべったらいいかわからないから、話題を探すために頭をフル回転させて、どうにか話さないとって必死になることもある。

でも、実際は何も考えずにコミュニケーションをとる方がいい気がして。自分を偽らず、ありのままで話すようにしています。普段と違う自分を演じても相手にもわかってしまうだろうし、自分でも疲れてしまうと思うので。

井ノ原:この年齢でここまでわかっているならすごいですよね。僕なんかやっとそういう風に思えてきたところです。

井ノ原快彦, 道枝駿佑 インタビュー|写真6

井ノ原さんも、誰にでも心を開いてコミュニケーションを取っているイメージがありますが……?

井ノ原:僕、もしV6に入っていなかったらできる限りコミュニケーションを取っていなかったと思いますよ。

道枝:えー(笑)!!

井ノ原:本当に。会話しない子だったからね。でも、V6って自分からトークするタイプの人がいないから、デビュー当時は何か質問されると皆で黙ってしまって(笑)。「このままではまずい……」と思ったところからやっと話すようになったんです。

V6の活動を続けていくうちに徐々によく話すようになっていったのですね。

井ノ原:そうですね。だから今もコミュニケーションとは何だろう、と考えている最中です。

コミュニケーションを取っていく上で大事にされていることはありますか。

井ノ原:相手に対して興味を持つことです。インタビューもそうですが、相手と向かいあった時に自分が何か興味を持てる材料があると、自然と相手に興味も湧いてきますよね。相手に対して興味を持っているかそうでないかで、だいぶコミュニケーションの難しさが変わってくるのかなと思います。

■多彩な活動の中での俳優・演技について

井ノ原快彦, 道枝駿佑 インタビュー|写真7

コンサートやバラエティ番組の出演など多方面にわたる活動をしているお2人にとって、こうありたい、という“俳優像”はありますか?

道枝:僕は、まだ正直あまり俳優というものが良く分かっていないんです。だから、今は俳優としてこうありたいというよりも、何か自分のお芝居で見てくれている人に伝わるものがあったらいいなと思います。映画やドラマも、バラエティ番組も、コンサートも全てこなして活躍しているジャニーズの先輩方を見てきたので、お芝居も含め色々な活動をもっと極めていきたい。マルチにできる人になりたいと思っています。

井ノ原: 俳優って色々な演技の哲学はあると思うのですが、僕はそれよりも見ている人に楽しんでもらいたい、という気持ちの方が強いんですよ。だから、いつも映画を見てくれる人たちの顔を常に想像していたい。

たとえば家族や友達と一緒に映画を見てくれたお客さんが、がっかりしてしまうような演技だけはしたくないんです。映画館に行く時ってアトラクションみたいな感覚で楽しめるじゃないですか。僕自身が映画を見に行く時も、ポップコーンは絶対買うし、できればビールも飲みたいし、大きなスクリーンを前にして最大限リラックスしたい。お客さんが映画を見る時の楽しい気持ちを裏切りたくないな、と思います。

映画を見るお客さんの姿を想像しながら演じる、と。

井ノ原:お客さんが“どこで見てくれているのかな“とか、“どんな日に誰と見てくれるのかな“とか想像するのも楽しいです。

だからこそ、監督の頭の中にあるアイディアにできるだけ忠実に演じて、最高の状態に近い形でお客さんのもとにお届けできればいいな、と思っています。歌もそうですが、良い歌を良い音程で届けるのが一番いいですよね?そこをねじ曲げて歌うと「そういうつもりの歌ではない」ということになってしまう。

映画もそうだと思うんですよね。もちろん、まれに予想外のところから衝撃的な面白さが生まれることもあるけれど、忠実な芝居が一番、物語の面白さを伝えられるのではないかと思っています。

【映画詳細】
映画『461個のおべんとう』
公開日:2020年11月6日(金)
原作: 渡辺俊美「461個の弁当は、親父と息子の男の約束。」(マガジンハウス刊)
監督:兼重淳
脚本:清水匡、兼重淳
出演:井ノ原快彦、道枝駿佑、森七菜、若林時英、工藤遥、阿部純子、野間口徹、映美くらら、KREVA、やついいちろう、坂井真紀、倍賞千恵子

〈あらすじ〉
妻と別れることを決意したミュージシャンの鈴本一樹、そして、離婚の際、父と暮らすことを選んだ15歳の息子・虹輝。一樹は、思春期の離婚であることから虹輝に対する罪悪感を感じていた。そんな時、重なるようにして虹輝が高校受験に失敗。バンドマンとして自由に生きてきた一樹は、“学校だけがすべてではない。自由に好きなように育ってくれたらそれでいい"と考えていた。しかし、虹輝は「高校へ行きたい」という。そして1年遅れて、見事に高校に合格。

ここで一樹はある質問をした。「学校の昼食なんだけど虹輝はどっちがいいの?お金渡して自分で買うのと、父さんが作るお弁当」、虹輝は「父さんのお弁当がいい」と話す。この瞬間「3年間、毎日お弁当を作る!」「3年間、休まず学校へ行く」という“大切な約束"が生まれたのだった。 慌ただしい毎日の中、お弁当を通して交錯する父と息子の想い。 ライブの翌日も、二日酔いの朝も、早出の朝も...一樹の怒涛のお弁当作りが始まる。

Photos(8枚)

井ノ原快彦, 道枝駿佑 インタビュー|写真1 井ノ原快彦, 道枝駿佑 インタビュー|写真2 井ノ原快彦, 道枝駿佑 インタビュー|写真3 井ノ原快彦, 道枝駿佑 インタビュー|写真4 井ノ原快彦, 道枝駿佑 インタビュー|写真5 井ノ原快彦, 道枝駿佑 インタビュー|写真6 井ノ原快彦, 道枝駿佑 インタビュー|写真7 井ノ原快彦, 道枝駿佑 インタビュー|写真8

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