エンフォルド(ENFÖLD)の2018年春夏コレクション。先シーズンに引き続く「ブリティッシュテイスト」に、今季は英国の植民地であったカリビアン地域やアフリカをイメージした「コロニアルスタイル」を取り入れた。
英国を感じさせるチェック柄は、スカートに始まり、シャツドレス、ボンバージャケットとあらゆるウェアに使われた。チェック柄と言っても一種類ではなくタータン、ギンガム、グレンなど、様々な種類が取り入れられ、コレクションをカラフルに彩っている。
そこに差し込まれたのが、カリビアンやアフリカをイメージした白麻素材の服。オーバーサイズのロングドレスやハイウエストパンツが、かっちりとした英国スタイルにリラックス感を加えている。
エンフォルドを語るのに欠かせない「再構築」というキーワード。今季も断片を組み合わせたかのように、2〜3種類の生地で作られたパッチワーク風のシャツやドレスが存在感を光らせている。
そして、今シーズンは新たにドレスラインが誕生した。結婚式などに着て行けるエレガントなフォーマルウェアが勢揃いする。発光植物イメージした絵柄が全面にプリントされたカラフルなノースリーブドレスから、ブラック一色のシックなロングドレスまで、いざという時に頼りになりそうだ。