ライトアップイベント「Otemachi One(大手町ワン) 竹あかり -灯りの蕾-」が、2025年6月16日(月)から8月1日(金)まで、東京・大手町の「Otemachi One」 にて開催される。
地下鉄大手町駅直結で、幅広い店舗やオフィスが入居する大型複合施設「Otemachi One」。隣接する「Otemachi One GARDEN(大手町ワン ガーデン)」は、大手町・丸の内・有楽町エリア最大級となる約6,000m²緑地空間だ。2023年にはフラワーアーティスト ニコライ・バーグマン(Nicolai Bergmann)のインスタレーション、2024年には日本のグラフィックアーティスト・ヨシロットン(YOSHIROTTEN)のパブリックアートを展示するなど、都心の広大な緑地空間を活かしたアート展示でも話題を集めてきた。
2025年夏は、風情豊かな“竹あかり”を用いたライトアップイベント「Otemachi One 竹あかり -灯りの蕾-」を開催。竹あかりとは、竹に穴を開け、その内部にろうそくやLEDなどの光源を入れることで生まれる幻想的なアート作品のこと。今回は、熊本県を拠点に活動するアート集団・ちかけん(CHIKAKEN)プロデュースの竹あかり作品で、「Otemachi One GARDEN」を中心とした全8エリアをロマンティックに彩る。
やわらかな光と和の雰囲気に包まれる竹あかりは、夏の夜散歩やデート、ほっと一息つきたいひとり時間にもぴったり。都心の夜空の下、一歩ずつ歩を進めれば、その幻想的なライトアップに気持ちまでほぐれていくはずだ。ここからは、実際の写真とともに各エリアの見どころを解説。“絶対にチェックしたい”おすすめ展示も紹介するので、お出かけの参考にしてみて。
竹あかり展示をぐるりと巡るなら、まずは<凛>からスタートするのがおすすめ。Otemachi One GARDENの入り口にしてメインとなる場所に展示されており、凛としたインパクトのある竹あかりが出迎えてくれる。多角形に竹あかりを組むことで、全体のテーマでもある“蕾”のイメージを表現した。
奥へ進むと、本イベントの目玉ともいえるおすすめ展示<充>がお目見え。温かなオレンジ色の光で装飾された木々に囲まれた道「インペリアルグリーン」の中に、ほのかに輝く竹のオブジェが並び、その周囲に丸く光る“あかりのしずく”が幻想的に浮かび上がる。
点灯直後に向かうと、マジックアワーの幻想的な空とともに竹あかりを楽しめるのがポイント。夜になり背景が消えると、竹あかりのシンプルな美しさを堪能できる。道沿いにはベンチがあり、ほんのり漂うグリーンの香りとともに、幻想的なひとときを過ごせる。
水辺エリア「シェードガーデン/ウォーターガーデン」には、水辺を美しく照らす竹のオブジェが設置される。“あかりが撫でる水面”をイメージした<恵>は、波紋を思わせる優美な曲線のライトが魅力的。竹に開けられた穴からこぼれる優しい光と、周囲の木々に灯る光が水面に反射し、夜をやさしく彩る。近くにはベンチもあるので、ひと休みしながら美しい景色を楽しむのもおすすめだ。
静かな夜のムードを満喫したい時は、水辺エリアの<讃>へ足を運んで。手前から奥へと広範囲に竹あかりを配置しており、歩きながら竹あかりの光を感じられるのが魅力。開けた空と青々とした緑が重なる、開放感のあるスポットとなっている。ぜひゆっくり歩いて、竹あかりが揺らぐような幻想的な景色を楽しんで。