コトハヨコザワ(kotohayokozawa)の2025年春夏コレクションを紹介。
2025年春夏シーズンは、デザイナーの横澤琴葉が休暇中に訪れたベトナムでの思い出が着想源。活気ある市場、バイクで渋滞が起こる道路、旧市街の雰囲気などを想起させる、アジアのマーケットムードが漂うコレクションを手掛けた。
ベトナムならではの情景は、セカンドラインである「todo」シリーズの量産過程で生まれた、余りのプリントパーツを再構築した「グラフィック スクラップ トップ」をはじめとするシャツなどに配している。“ベトナムの屋台”、“ホーチミンの街並み”、“ミックスベジタブル”など、横澤が実際に撮影した街の混沌とする風景を切り取った。
オリエンタルなムードを助長させるのが、オリジナルジャカード生地で仕立てたヴィンテージライクなアイテムたち。柔らかくしっとりとした質感のペイズリー柄ジャカードは、スリット入りのチューブスカートやトップス、ワイドパンツなどに採用されている。
今季は、ブランド初となるアクティブウェアがデビュー。パッド付きタンクトップ、レギンス、アームカバーと、幅広いラインナップだ。中でもレギンスとサイクルショーツは、ショーツを重ね履きしたような、ウエストのカッティングがポイント。ヘルシーに肌見せができるほか、ボトムスと合わせてちらりと覗かせるレイヤードスタイルで楽しめる。
コレクションにより彩りをもたらすアクセサリー類もチェック。小さなピンヒールを合わせたビーチサンダルは、海の家、旅先の土産屋などで売られていそうなどこか懐かしいビジュアルに。また、ビーチサンダルのカラーともリンクしたカラフルなシアーソックスや、アクティブウェアと同様の素材で仕上げた大きめサイズのシュシュなどが揃う。