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映画『ありふれた教室』校内で起きた小さな盗難事件、女性教師を窮地に追い込むサスペンス・スリラー

映画『ありふれた教室』が、2024年5月17日(金)より、新宿武蔵野館、シネスイッチ銀座、シネ・リーブル池袋ほかで全国公開される。

映画『ありふれた教室』きっかけは小さな盗難事件

『ありふれた教室』場面カット|写真1

映画『ありふれた教室』は、現代の中学校が舞台。新たに赴任した女性教師が、校内で発生した小さな盗難事件をめぐり、窮地に陥っていく姿を描いたサスペンス・スリラーとなっている。誰にとっても馴染み深い“学校”という場所を“現代社会の縮図”に見立て、正義や真実の曖昧さをサスペンスフルに表現した。描かれる教育現場のリアルは、多様なテーマを浮き彫りにする。それは、教員のなり手不足や過酷な長時間労働、モンスター・ペアレンツなどの問題を抱える日本にも通じるテーマかもしれない。

ドイツの新鋭 イルケル・チャタク × 主演 レオニー・ベネシュ

監督はドイツの新鋭、イルケル・チャタク。長編映画4作目にあたる『ありふれた教室』では、チャタク自身が教育分野で働く人々へのリサーチを行い、自らの子供時代の実体験も織り交ぜてオリジナル脚本を執筆した。また、主演のレオニー・ベネシュは、ミヒャエル・ハネケ監督の代表作『白いリボン』で注目された実力派女優。そのほか、Huluオリジナルドラマ『ザ・スウォーム(THE SWARM)』や『80日間世界一周』などのTVシリーズでも活躍している。

第96回アカデミー賞 国際長編映画賞ノミネート

映画『ありふれた教室』は、第73回ベルリン国際映画祭パノラマ部門でワールドプレミアされ、W受賞を果たしたのを皮切りに、ドイツ映画賞では、作品賞、監督賞、主演女優賞など最多5部門を獲得。第96回アカデミー賞では、国際長編映画賞ノミネートされている注目の作品だ。

映画『ありふれた教室』あらすじ

仕事熱心で正義感の強い若手教師のカーラは、新たに赴任した中学校で1年生のクラスを受け持ち、同僚や生徒の信頼を獲得しつつあった。そんなある日、校内で相次ぐ盗難事件の犯人として教え子が疑われる。校長らの強引な調査に反発したカーラは、独自の犯人捜しを開始。するとカーラが職員室に仕掛けた隠し撮りの動画には、ある人物が盗みを働く瞬間が記録されていた。やがて盗難事件をめぐるカーラや学校側の対応は噂となって広まり、保護者の猛烈な批判、生徒の反乱、同僚教師との対立を招いてしまう。カーラは、後戻りできない孤立無援の窮地に陥っていくのだった…。

【作品詳細】

映画『ありふれた教室』
公開日:2024年5月17日(金)
監督・脚本:イルケル・チャタク
出演:レオニー・ベネシュ
原題: Das Lehrerzimmer

©if… Productions/ZDF/arte MMXXII

Photos(2枚)

『ありふれた教室』場面カット|写真1 『ありふれた教室』場面カット|写真2

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