群馬・館林美術館で回顧展「熊田千佳慕の世界」ファーブル昆虫記から花と妖精の絵本挿絵まで
2026.4.25(土)~2026.6.28(日) 開催
群馬県立館林美術館(ぐんまけんりつたてばやしびじゅつかん)は、群馬県館林市にある近現代美術の美術館。「自然と人間の関わり」をテーマに、国内外の絵画や彫刻などを集め、企画展示やコレクション展示を行う。収蔵作品の中心となるのは、フランスの彫刻家フランソワ・ポンポンの動物彫刻。池や緑に囲まれた敷地には、水面に浮かぶ島をイメージした本館と、フランスの農家を思わせる別館が建つ。作品鑑賞に加え、ガラス越しに広がる庭の景色や、遊歩道の散策も楽しめる。
ポンポンの動物彫刻は、毛並みを細かく再現せず、なめらかな形と流れるようなシルエットで動物の姿を表している。代表的な所蔵作品は、白い大理石の《シロクマ》。彫刻のほか、線を中心に描いた素描(そびょう)やアトリエに残された資料も収蔵する。作品は展示替えを行いながら公開している。
本館へは池に架かる橋を渡り、段差を伝って水が流れるカスケードに沿って向かう。館内で展示室やレストランなどを結ぶのは、全長200mの弧を描く回廊。前庭に面した壁が全面ガラスになっており、歩きながら外の景色を眺められる。彫刻を中心に展示する展示室1は、傾いた天井と湾曲する壁が、大きな木の葉の陰で動物たちが憩う姿を思わせる空間だ。
別館は、ポンポンの故郷であるフランス・ブルゴーニュ地方の農家をイメージした建物。石灰岩を積んだ外壁や、古材を使った梁や扉が特徴だ。内部の「彫刻家のアトリエ」では、ポンポンの没後に撮影された写真をもとに制作の場を再構成。本人のアトリエにあった制作台や家具に複製品などを組み合わせ、道具や手紙、手帳といった資料の一部を常設展示している。