マッド・デイモンとジョディ・フォスターのダブル主演による待望の新作SF映画『エリジウム』が2013年9月20日(金)から日本で劇場公開される。
デザイナーのジョルジオ・アルマーニが、ハリウッド映画『エリジウム』の衣装デザイナー、エイプリル・フェリーに協力し、ジョディ・フォスター演じる防衛省長官デラコートの衣装を制作した。
作品内で、ジョディ・フォスターは常にジョルジオ アルマーニのスーツを着用。彼女が扮する防衛省長官デラコートのワードローブを作りあげるのは、ラペルが特徴のピューターカラーのジャケットとスカートと、ソフトなグレーのショールカラー&シングルのパンツスーツ。
ブラウンのレザードレスや、ブロンズメタリックのピークトラペル・シングルジャケットと合わせたコッパートーンのシルクパンツなどが劇中で登場する主なワードローブだ。またマイクロチェックの刺しゅうがクラシックな印象のクリームカラーのシフトドレスと、ショールカラーのシングルジャケットをコーディネートしたルックなど、役柄にふさわしいシルエットとスタイルのスーツを颯爽とに着こなしているジョディ・フォスターのファッションにも注目したい。
ジョルジオ・アルマーニは「このような魅力的なプロジェクトにおいて、ニール・ブロムカンプやエイプリル・フェリーのような素晴らしい才能の持ち主と仕事ができるのは、何よりの幸運です。『エリジウム』で個人的に嬉しかったのは、長年の友人ジョディ・フォスターの衣装を手がける栄誉が得られたことです。彼女は私が最も愛する女優のひとりです。彼女の仕事、才能、生き方を非常に尊敬しています。この映画では、彼女が2154年の世界を見事に体現しており、しかも私のデザインを文字どおり不朽のものにしてくれていることに、深く魅了させられました」と述べている。
また、エイプリル・フェリーは「防衛省長官デラコートにユニークでスタイリッシュなルックをデザインしてくれたことに対し、私たちはジョルジオ・アルマーニに感謝しています。アルマーニの無駄のないテーラーメイドのデザインは、エリジウムの清潔で密閉した世界に完璧にマッチしています。また、彼がジョディ・フォスターと長年仕事をしてきたことで、スムーズな決定をしていくことができました。その結果彼女が扮するキャラクターに、また彼女自身に、さらに映画『エリジウム』に、まさにうってつけのワードローブが完成しました」とコメント。
メディア・ライツ・キャピタルとトライスター・ピクチャーズ共同製作のこの映画『エリジウム』は、脚本家兼監督を『第9地区』でアカデミー賞数部門にノミネートされたニール・ブロムカンプが務めた。『マーヴェリック』ではアカデミー賞にノミネートされた、本作の衣装担当のエイプリル・フェリーに、ジョルジオ・アルマーニがデザイン協力を行うのは今回が初めてのことだ。
■映画とジョルジオ・アルマーニの関係
1980年の『アメリカン・ジゴロ』でリチャード・ギアの衣装をデザイン以来、ジョルジオ・アルマーニは、ファッションデザイナーが映画の衣装を手がけるムーブメントを作ってきたと言っても過言ではない。ジョルジオ・アルマーニが衣装を担当した映画は、『ダークナイト ライジング』、『ダークナイト』『アンタッチャブル』『ガタカ』『魅せられて』『シャフト』『タキシード』『五線譜のラブレター』『オーシャンズ13』『フェア・ゲーム』『ソーシャル・ネットワーク』『ミッション:インポッシブル/ゴースト・プロトコル』など数多く挙げられる。最近ではインテリアコレクション「アルマーニ / カーザ」が初めて映画協力をした『パラノイア』がある。
■『エリジウム』ストーリー:
西暦2154年、人類は2つの階層に分かれていた。エリジウムと呼ばれる、清潔無比の人造宇宙ステーションに住む超富裕層と、荒廃した人口過剰の地球に暮らす貧困層。地球の住民は、地上にはびこる犯罪や貧困から逃れようと必死に生きていた。この二極化した世界に平等をもたらす架け橋となりうる唯一の人間、それがマックス(マット・デイモン)、なんとしてでもエリジウムに行こうとする平凡な青年だった。綱渡りのような危いバランスの上で生きるマックスは、エリジウムの防衛省長官デラコート(ジョディ・フォスター)とその軍隊と対決するという危険な任務を仕方なく引き受ける。もし成功すれば、彼は自分の命はもとより、地球上の何百万もの人々を救うことができる。
【映画情報】
映画『エリジウム』
脚本・監督:ニール・ブロムカンプ
出演者:マット・デイモン、ジョディ・フォスター、シャールト・コプリー、ヴァグネル・モーラ、アリシー・ブラガ、カーリー・ポープ
製作会社:QEDインターナショナル、アルファコア、キンバーグ・ジャンル・プロダクション
製作:ビル・ブロック、ニール・ブロムカンプ、サイモン・キンバーグ