高級時計ブランドのタグ・ホイヤー(TAG Heuer)が、革新的な「ペンデュラム機構」を搭載した新作時計(タイムピース)「タグ・ホイヤー カレラ マイクロペンデュラムズ」を発表、商品化される。約3世紀にわたって受け継がれてきた技術、ヒゲゼンマイに取って代わる調速機構を搭載した時計が初めて商品化、時計史に名を刻む快挙だ。
最大の特徴である「ペンデュラム機構」は、2010年にコンセプトクロノグラフとして披露された「グランドカレラ ペンデュラム」に採用されて以来、商品化が待ち望まれていた。その後、3年の月日を経て、その際に持っていた課題を解消。そして今回の発表に至った。
左)ヒゲゼンマイに代わる「タグ・ホイヤー ペンデュラム」右)ペンデュラムは454もの部品から構成されている
「タグ・ホイヤー カレラ マイクロペンデュラムズ」は「ペンデュラム機構」を2機搭載。454もの部品で構成されている2つのトゥールビヨンには、タグ・ホイヤー独自の特許技術が使われており、それぞれが計時機能と時間表示機能を司る。ベースとなった時計「マイクロトゥールビヨンズ」の特徴を踏襲し、計時用のトゥールビヨンは世界最速である1/100の計時が可能だ。
満を持して登場した「タグ・ホイヤー カレラ マイクロペンデュラムズ」。タグ・ホイヤーの150年以上にわたる歴史の中でも特に革新的なタイムピース(機械式時計)だ。