東京都練馬区にて2023年に開業して以来、子供から大人まで楽しめる施設として人気を博す「ハリー・ポッター」のスタジオツアー施設「ワーナー ブラザース スタジオツアー東京 -メイキング・オブ ハリー・ポッター(以下:スタジオツアー東京)」。施設内では、「ハリー・ポッター」の世界に没入できるさまざまな体験型エンターテインメントが用意されている。
“ハリポタファン”はもちろんのこと、初心者でも楽しめるポイントが盛りだくさん。「スタジオツアー東京」のなかで何ができるのか?見どころや行くべき体験コンテンツを詳しく解説していく。
ロンドンに続いて世界で2番目、アジアでは初の施設として開業を迎えた「スタジオツアー東京」。その開業の地は、東京都練馬区。大正15年に誕生し、約1世紀に渡って愛されてきた「としまえん」が、2020年8月31日(月)に閉園を迎え、その跡地を含めた敷地に誕生する「東京都立練馬城址公園」のうち、一部敷地を利用して2023年にオープンした。東京ドーム2個分、約9万平方メートルという広さを誇る。
西武池袋駅からだと電車で約20分程度の西武池袋線「豊島園駅」から徒歩2分、または新宿駅から約20分程度の都営地下鉄大江戸線「豊島園駅」から徒歩4分のという便利な立地だ。
「ハリー・ポッター」のスタジオツアー施設「スタジオツアー東京」は、これまでにない体験型エンターテインメント施設。映画『ハリー・ポッターと賢者の石』からはじまった「ハリー・ポッター」シリーズと、その魔法の世界が引き継がれた映画「ファンタスティック・ビースト」シリーズの世界観をより深く知るための特別な仕掛けがたっぷりと用意されている。
一番の魅力は、映画「ハリー・ポッター」シリーズの製作者が実際に設計し制作した映画セット内を探索し、映画の数々のシーンを実際に体験できること。原作本の世界観が、どのように生き生きとスクリーンに再現されているか、その詳細も知ることができる。また、映画で実際に使用された衣装や小道具、魔法動物などを室内展示し、来場者を「ハリー・ポッター」の舞台裏へと誘う。
「スタジオツアー東京」の中で体験できる映画セットは、作中で度々登場する大広間や、魔法界へと続く「9と3/4番線」のホグワーツ特急、ダイアゴン横丁など、「ハリー・ポッター」ファンにはたまらないものばかりだ。
「スタジオツアー東京」に実際に足を運ぶ前に、各セットにて体験できる内容をチェックしておこう。
9と3/4番線のホグワーツ特急は、マグル(人間)の世界とホグワーツ魔法魔術学校を繋ぐ、重要な移動手段。「スタジオツアー東京」では、実際に9と3/4番線に立ち、手押しカートを壁に押し込むようなポーズで記念撮影をすることができる。
<9と3/4番線ホグワーツ特急エリアで体験できること>
手押しカートを用いた写真撮影、ホグワーツ特急との写真撮影、ホグワーツ特急に乗車&ディメンターとの遭遇演出、『ファンタスティック・ビースト』登場キャラクターの衣装鑑賞
映画「ハリーポッター」シリーズに毎回必ず登場する場所「大広間」。「大広間」では、ホグワーツの教職員たちや、ハリーらグリフィンドール生の制服、さらにはスリザリン、ハッフルパフ、レイブンクロー生の制服のほか、大量の食器といった小道具なども見ることができる。
<大広間で体験できること>
ホグワーツ教員衣装・生徒の制服の鑑賞、映画小道具の鑑賞
ホグワーツに入学したハリーが驚いた、ホグワーツ校内の動く階段とその周囲に飾られた肖像画も。頭上に大きな階段がかかり、作中で厳かに動いていた様子が思い起こされる。高い天井へと伸びる壁一面には、肖像画がずらり。肖像画の前で自分たちの姿を撮影すると、実際に動く肖像画になったかのようなインタラクティブな体験もある。