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大阪駅直結の大型複合ビル「JPタワー大阪」が誕生。2024年3月に竣工予定だ。尚、「JPタワー大阪」内の商業施設「KITTE(キッテ)大阪」は、2024年7月にグランドオープンする。
「グラングリーン大阪」をはじめとする大規模再開発によって大きく変わろうとしている大阪・梅田周辺。「大阪駅」の一部として「関空特急はるか」が停車する「うめきた(大阪)地下駅」が誕生するなど、交通網も大きく変化し、ヒルトンの最高級ホテル「ウォルドーフ・アストリア」、温浴ゾーンを備えた都市型スパ、大型商業施設の出店も予定されている。
※JR西日本は新駅名称を「大阪駅」と命名。ただし、便宜上記事内では「うめきた(大阪)地下駅」と呼称。
「JPタワー大阪」は、その「グラングリーン大阪」のJR高架下貫通通路を挟んだ隣接地、旧大阪中央郵便局敷地を含む大阪駅西地区に誕生する大型複合ビルだ。「JPタワー大阪」は、2023年3月に整備される「JR大阪駅西口改札」と直結するだけでなく、西梅田地区と大阪駅を結ぶガーデンアベニュー(地下通路)や、「JR大阪駅連絡橋口改札」から直通となる2階に新設の歩行者デッキとも接続。JR大阪駅や、梅田エリア各路線との抜群のアクセスを誇る。
「JPタワー大阪」は、地下3階～地上39階で構成。地下2・3階に駐車場、地下1階から6階に商業施設「KITTE大阪」、6階に劇場、7階から8階および29階から38階にホテル、9階にオフィスサポート、11階から27階に西日本最大級のオフィス空間が入る。
商業施設「KITTE大阪」は、中心部に4層吹き抜けのアトリウムを設け、その周囲にテナントを配置する予定。日本のいいものや地域の食文化など、日本各地の魅力を再発見できる空間を創出する。観劇後の飲食やショッピング、旅行者の土産購入、オフィスワーカーのランチ・アフターファイブなど、多彩なニーズに向け、サービスを充実させていく。
また、アトリウムに面して旧大阪中央郵便局舎の一部やかつてのロビー部分を含む正面側を保存・移設。JR大阪駅周辺の街の記憶や歴史を感じられる空間となる模様だ。
新たなエンターテインメント空間となる劇場「SkyシアターMBS」は、約1,300席を設置。演劇・ミュージカル・音楽・演芸など国内外の芸術性の高い演目や、関西文化の発信に寄与する多様な演目を上演する。開業後は「オープニングシリーズ」として、約1年かけて様々な作品を展開。第1弾公演として、藤原竜也主演の舞台『中村仲蔵』 を2024年3月下旬より上演する。
JR西日本ホテルズとマリオット・インターナショナルが提携した新ホテル「大阪ステーションホテル、オートグラフ コレクション」には、40平米を中心に418室の客室を完備。また、付帯施設として、宴会場、レストラン、大浴場を併設するフィットネスジムなどが設けられる。
JPタワー大阪
竣工時期：2024年3月
※「SkyシアターMBS」は、2024年3月下旬にオープン。
※「KITTE大阪」は、2024年7月グランドオープン予定。
※「大阪ステーションホテル、オートグラフ コレクション」は2024年夏開業。
住所：大阪府大阪市北区梅田3-2-4 他
敷地面積：約12,920㎡
延床面積：約227,000㎡
事務所貸室面積：約68,000㎡ 約20,570坪
商業貸室面積：約16,000㎡(約4,840坪)
階数：地上39階、地下3階、塔屋2階
用途：事務所、商業施設、ホテル、劇場
高さ：約188ｍ
※内容は変更となる場合あり。
