シャネル(CHANEL)は、新しくなった人気腕時計「J12」をバーゼルワールド 2019で発表した。発売は、2019年6月5日(水)を予定している。
19年前に誕生した「J12」は、そのデザインを手掛けたシャネルのアーティスティック ディレクター、ジャック エリュが愛する自動車とセーリングの世界観から着想を得たスポーティーな腕時計。ウォッチメイキングの世界に革命を起こしたブラック セラミック製のボディで、“21世紀のアイコンウォッチ”とも称された。
その後、2003年にはホワイトセラミックのモデルが登場。以後変わらず、シャネルのウォッチコレクションの中でもエターナルな存在であり続けている。
スイスのマニュファクチュール、ケニッシ製のオリジナルキャリバー 12.1を搭載したため、少し厚みを増やしたケースは、側面にカーブを持たせ滑らかにすることで、厚さは以前と変わらないような印象に。リュウズの幅と、リュウズにあしらったセラミック製カボションのサイズを従来の3分の2に縮小することで、「J12」ならではの流れるような滑らかなラインを維持している。
また、数字やインデックスの書体も変更。ダイヤル中央のレイルウェイ目盛りを改良するとともに、新たにインジケーターを追加したことで視認性を向上した。中央部分に配置している“AUTOMATIC”と“SWISS MADE”の表記をシャネルの書体と同一のものに変え、よりシャネルらしさ溢れるデザインとなった。
さらに、時針と分針の幅は同一にし、夜光部分のサイズを変えた。ブラックモデルの白い針に黒、ホワイトモデルの黒い針に白の蓄光性夜光顔料「スーパールミノーバ」をあしらっている。
ケースバックにサファイアクリスタルを施した一体型のセラミックケースからは、COSC(スイス公認クロノメーター検査協会)の認定を受けた新しいキャリバー 12.1の動きを鑑賞できる。スイスのムーブメント製造会社ケニッシ(KENISSI)製の新オートマティック ムーブメントが、新たな「J12」の心臓部となっており、パワーリーザーブは約70時間を誇る。
シャネルは、新たな装いとなった「J12」の登場にあわせて、キーラ ナイトレイをはじめ、キャロル ブーケ、ナオミ キャンベル、ヴァネッサ パラディ、リリー=ローズ デップらのシャネルとゆかりの深い9人のアイコニックな女性を起用したキャンペーンを展開。彼女たちの人生を変えた決定的瞬間について語る動画も公開されている。
伊勢丹新宿店本店1階=ザ・ステージでは、全国展開に先駆けて新生「J12」を体感できる期間限定イベントを開催する。期間は、2019年5月29日(水)から6月4日(火)まで。
なお、5月21日(火)には、スペシャルプレビューイベントとして「DECISIVE SECONDS(決定的瞬間)」が開催された。玉木宏、菊地凛子、中条あやみ、大政絢といった面々が新作の「J12」を身に着けてイベントに来場した。