![fashionpress[ファッションプレス]](/img/common/logo_0119_1928.svg){kind=logo}
有名ファッションブランドが最新コレクションを発表するミラノ＆パリのファッションウィーク。“新しいトレンドが生まれる”ランウェイショーをキーワードに沿っておさらい。
数シーズン続いている“ロゴブーム”だが、2018-19年秋冬コレクションでも、人気ファッションブランドから新しいロゴアイテムが生まれた。
ロゴブームの火付け役の一つともいえるオフ-ホワイト c/o ヴァージル アブロー(OFF-WHITE c/o VIRGIL ABLOH)。彼らが今季提案したのはロゴ入りのタイトウェアだ。スイムウェアさながらのボディフィットウェアにはウエストラインにブランドロゴを配した。今季は、上に向けた矢印(↑)を並べたパッチも多用され、コートやスカートの裾に何かの印であるように添えられている。
プラダスポーツのロゴを復活させた今季のプラダ(PRADA)。ネオンカラーで染め上げたナイロンベストの胸元には、当時の趣のままプラダスポーツのロゴが輝いている。またナイロンシリーズにあしらわれていた逆三角形のブランドロゴも復刻。シースルーソックスなどから顔を出している。
フェンディ(FENDI)もメゾンのアーカイブからセレクトして「FFロゴ」を復活させた。今季は「FFロゴ」のオンパレードとなり洋服から小物まであらゆるものに取り入れられた。さらにアーティストとのコラボレーションによるFENDI / FILAのロゴもデビューしている。
デムナ・ヴァザリア率いるバレンシアガ(BALENCIAGA)は、今季雪山から着想して何重にも重ねたレイヤードスタイルを提案。パーカーの上にTシャツを着るという斬新な重ね着に用いられたのは、ブランドロゴ入りのネオンカラーTシャツだ。the World Food Programme(WFP)とのコラボレーションによるもので、WFPのロゴも同時にあしらわれている。
グッチ(GUCCI)は一風変わったスタイルで今季ブランドロゴを使用。新作の洋服を包み込むようにシースルーのガーメントをレイヤードさせ、その胸元にグッチの名を刻むかのようにロゴ入りタグを堂々と配置した。
エレガンスの中に現代のエッセンスを投じ、刺激的なクリエーションを見せた今季のマックスマーラ(Max Mara)。アイコン・キャメルのアウターの中に忍ばせたのは、ブランドロゴ入りのプリントTシャツだ。肉厚なコートから覗くTシャツは、軽やかな空気ももたらしている。ロゴＴシャツでドレスダウンさせるテクニックはデイリーでぜひマネしたい。
ナターシャ・ラムゼイ・レヴィの2シーズン目となる今季のクロエ(Chloé)。アーカイブやメゾンのコードを巧みに取り入れる謙虚な姿勢を見せつつも、小物遊びは斬新だ。足首上に「Chloé」を記したソックス・タイツをコーディネートし、ドレススタイルにアクティブな要素をプラス。
ナイトタイムから着想を得た今季のエンポリオ アルマーニ(EMPORIO ARMANI)もまた、小物でロゴを取り入れた。「EA」のロゴをバックルに起用。ネオンカラーのベルトでウエストマークして、ミニ丈ドレスをポップに着こなしている。
