カルバン・クライン コレクション(Calvin Klein Collection)が、2016年リゾートコレクションをニューヨークで発表した。
今季は、ヘムラインをふわっと広げたり、動きのあるプリーツ加工を施したり、遊びを加えながら、ロングシルエットを追求している。ボディラインに沿うようなノースリーブドレスは、ラインのアクセントやベルトモチーフを添え、豊かな表情をプラス。またミニドレスには、ワイドパンツや裾広がりのパンツ、プリーツスカートを重ね、ロングレングスを極めていく。
そういったレイヤードスタイルをアシストしたのは、シアーなナイロンTシャツ。ニットドレスやソフトレザーのスカートに、抜け感を与え、モダンなスタイルへと昇華させている。一方で、ライダースジャケットを解体したようなハードなドレスも展開し、足元にはスリッポンスニーカーをオン。クロスボディのバッグも揃え、都会的なリラクシングムードを漂わせている。
ショーの後半に登場した、アイキャッチなグラフィックプリントは、デザイナーのフランシスコ・コスタがInstagramを通して出会ったアーティスト、アリス・ランカスターからインスピレーションを得たもの。全体的にリズミカルなテンポで進んでいたショーのラストを飾るに相応しい、モダンな感性を刺激するデザインだ。