![fashionpress[ファッションプレス]](/img/common/logo_0119_1928.svg){kind=logo}
ボッテガ・ヴェネタ(BOTTEGA VENETA)の2026年春夏メンズ・ウィメンズコレクションが、2025年9月27日(土)、イタリア・ミラノにて発表された。
初の女性クリエイティブ・ディレクターである、ルイーズ・トロッターが率いる今季のボッテガ・ヴェネタ。手仕事、とりわけブランドのアイコニックな編み込み技法“イントレチャート”を称えながら、華々しくラグジュアリーなムードのコレクションを完成させた。
イントレチャートの技法はコートやパンツ、シャツ、バッグに至るまで全身に落とし込まれ、職人の手仕事を賛歌する。鱗のように編み目が艶めくロングコートに始まり、ラペルをイントレチャートでアレンジしたテーラリングや、編み込みレザーのエポレットを配したトレンチコートなどが登場。とりわけ、極細のレザーストリップを織り込んだロングケープは、そのドラマチックな佇まいで視線を奪った。
目を惹くのは、歩みを進めるたびふわふわと舞うフェザーや、ドレスを覆うようにあしらわれたフリンジなど、動きのあるデザインだ。中でも印象的なのが、オレンジ、イエロー、モス、シルバーブルーといった鮮やかな色彩で提案されたグラスファイバーのニットやスカート。風を受けて踊るような躍動を生むとともに、内側からシャイニーな輝きを放ち、うっとりするほどの華やかさを添えている。
シルエットは大胆で構築的なものが中心。肩パッドで誇張したパワーショルダーのレザーコートや、身体をひと回り大きく包み込むオールホワイトのドレス、引きずりそうなほど長いロング丈のトラウザーなどが提案され、ダイナミックにコレクションを彩った。また、ボッテガ・ヴェネタのアイコンであるバッグも特大サイズで解釈されている。
レッド、オレンジ、バターイエロー、モスグリーン、ワインなど、カラーパレットは明るく晴れやかに。揺れ動くディテール、構築的なシルエットとも相まって、クラシックなピースが壮麗に表現されていた。
リンクをコピー
