新劇場「EX シアター有明(EX THEATER ARIAKE)」が、新複合型エンタテインメント施設「東京ドリームパーク」内3階に2026年4月にオープンする。
「EX シアター有明」では、“心震える瞬間に出会う劇場”として、演劇・ミュージカルをはじめ多様なラインナップの作品を上演予定だ。
上演する演目に合わせた舞台機構の設置が可能な点が「EX シアター有明」の大きな特徴で、より自由度の高い舞台演出を実現することができる。舞台面の床には、取り外し出来る“組立床”を採用。また、中通路より前の客席はすべて取り外し可能となっており、オーケストラピットや張り出し舞台、花道など作品にあわせて配置を変化させることができる。
セリフや歌詞を聞き取りやすい音響設計も魅力。床・壁・天井を躯体から切り離した「浮き遮音構造」により遮音性の高い空間となっており、「東京ドリームパーク」内の他施設の音響や振動の影響を受けることなく、作品に没入することができるようになっている。また、有明の海、波をモチーフに凹凸をつけた壁面によって、舞台で発せられた生音が客席全体に均一に届くよう設計されている。
キャパシティは約1,500席。舞台を間近に、迫力を直に感じられる1階席と、全体を見渡しやすい2階席・3階席を備える。客席が劇場内をぐるりと取り囲むような設計となっており、舞台上が身近に感じられるのが魅力だ。また、客席エリアを使った一体感ある演出にも対応できる仕様となっている。
さらに、客席の快適な座り心地や見やすさもポイント。1階席から3階席まで座席配置は視界を考慮したレイアウトを採用し、特にセンターブロックは前列の観客が視界を妨げないよう千鳥配列となっている。また、座席幅には前後左右ゆとりを持たせており、リラックスして座ることが可能なのも嬉しい。座った際に座席の膝裏にあたる部分を薄く設計し、身体への負担を軽減。上演時間が長めの大作を観劇する際にも、ゆったりと座っていられる設計になっている。
「EX シアター有明」では、開業を迎える2026年4月から2027年3月までをオープニングイヤーと位置づけ、様々なオープニングラインナップ作品を上演していく。こけら落とし公演となるのは、2026年4月開幕の舞台『AmberS -アンバース-』だ。クリエイティブプロデューサー・原作・脚本をNEWSの加藤シゲアキが手掛け、演出を河原雅彦が担当。W主演キャストとして、なにわ男子の大橋和也とtimeleszの寺西拓人が初共演を果たす。
さらに、2026年6・7月には劇団☆新感線46周年興行・夏公演 SHINKANSEN☆R 新作公演を上演。作・福原充則、演出・いのうえひでのりによる公演となる。
加えて、トニー賞受賞ブロードウェイミュージカルの日本版初演も後日発表予定。続報に期待が高まる。
【詳細】
「EX シアター有明」
開業時期:2026年4月
場所:東京ドリームパーク 3階
住所:東京都江東区有明3-1-9
アクセス:ゆりかもめ「東京ビッグサイト駅」徒歩約5分、りんかい線「国際展示場駅」徒歩約9分
客席数:最大1,546席