米津玄師が新曲「1991(ナインティーンナインティワン)」を発表。2025年10月10日(金)公開の実写映画『秒速5センチメートル』の主題歌に向け、書き下ろした楽曲だ。
宇多田ヒカルとのコラボレーションによる楽曲「JANE DOE」の発表でも話題を呼んだ米津玄師が、新曲「1991」を発表。楽曲にのせた映画『秒速5センチメートル』の予告編が解禁された。
自身が“1991年”生まれである米津玄師は10代の頃に、新海誠が手掛けたアニメ映画『秒速5センチメートル』と新海誠が書き下ろした同作品の小説に深い感銘を受けたという。楽曲制作にあたっては、原作の世界観をリスペクトしながら、物語の主人公に自らを重ねて書き上げた。
また、『秒速5センチメートル』の主人公・遠野貴樹とヒロイン・篠原明里が出会ったのもまさに1991年。物語の登場人物たちが心を通わせた、まばゆい思い出を連想させる楽曲タイトルとなっている。
さらに、実写映画『秒速5センチメートル』の監督を務めたのは、これまで米津玄師の「感電」「KICK BACK」ミュージックビデオやアーティスト写真を手掛けてきた奥山由之。ともに1991年生まれである米津と奥山が、新たなタッグを組むこととなる。なお、米津の新アーティスト写真も奥山由之が撮影を担当している。
実写映画『秒速5センチメートル』で描かれるのは、主人公・遠野貴樹の18年間にわたる人生の旅。幼少期、高校生、社会人の3つの時代の物語を映し出す。主演はSixTONES(ストーンズ)の松村北斗が務め、ヒロイン役は高畑充希が演じる。
米津玄師 コメント
映画を試写で初めて見させてもらった時、冒頭から終わりまで全てのカットに奥山さんの熱意と執念が滲むその出来栄えに「すごいものを見た」という興奮をおぼえました。子供のころ原作と出会い、数年まえMV監督としての奥山さんと出会い、やがて映画監督にもなった彼がこのような素晴らしい映画を撮り、そこにわたしの居場所があったのが嬉しくてなりません。映画の為に書き下ろした曲であるのはもちろんですが、先述の経緯による影響もあってか同時にわたしの半生を振り返るような曲にもなってしまい、映画のキーワードでもあるところの1991というタイトルにさせてもらいました。どうかよろしくお願いします。
監督・奥山由之 コメント
互いに「1991」年に生まれ、同じ時代にものづくりを始めて、だからこそ(きっと)似た悩みをくぐり抜けながら、時に一緒に創作をしてきた米津さんと、ついに『秒速5センチメートル』を共に描けたことが嬉しくてなりません。主人公である貴樹の半生に、映像や音楽を通して僕ら自身を重ねて描くことの意味が「1991」という曲の筆跡に詰まっているように感じて、初めて聴いたとき、その歌詞と音色に心が震えました。一歩一歩の歩みを大切に踏みしめるような旋律を、ぜひスクリーンで体感していただけましたら幸いです。
【詳細】
米津玄師 新曲「1991」
※実写映画『秒速5センチメートル』主題歌
リリース日:未定